クルーズ需要回復を追い風に、阪急交通社が「サファイア」と「ダイヤモンド」をWチャーター

  • 2026年2月17日

 阪急交通社は、2027年5月に「サファイア・プリンセス」と「ダイヤモンド・プリンセス」の2隻をチャーターしたクルーズ商品を展開する。販売は2026年2月13日から、全国で順次開始している。回復基調にあるクルーズ市場を背景に、日本人向けに最適化した航路と商品設計で需要の取り込みを図る考えだ。

 2024年の日本人クルーズ人口は前年比約14%増の22.4万人と、コロナ禍以降の回復が鮮明となっている。政府による市場拡大推進も後押しとなり、2026年以降はさらなる成長が見込まれる。移動時間を有効活用できるタイムパフォーマンスや、船内エンターテインメントなど非日常体験への関心が高まっていることも追い風となる。

 今回の企画では、自社チャーターの強みを活かし、日本人旅行者の嗜好や利便性を重視した独自航路を設定した。寄港地は、下船後に徒歩で観光しやすい港町を中心に選定し、市街地が離れている港ではシャトルバスを用意するなど、体力的負担を軽減しながら観光を楽しめる設計とした。商品は移動、宿泊、食事、ショーに加え、アルコールを含む1日15杯までのドリンク、船内Wi-Fi、チップ代を含む、ほぼオールインクルーシブ型となる。

 サファイア・プリンセスは2027年5月2日に東京港発着で8日間の西日本・済州島クルーズを実施する。鳥羽、高知、済州島、長崎などを巡り、ゴールデンウィーク需要を狙う。旅行代金は2名1室利用で25万9000円から50万9000円までとなる。

 ダイヤモンド・プリンセスは5月28日に横浜港発着で10日間の日本一周と韓国クルーズを展開する。青森、小樽、境港、釜山、長崎などに寄港し、初夏の周遊需要に対応する。旅行代金は2名1室利用で27万9000円から53万9000円まで。