Payke、訪日外国人に万博意識調査を実施 約7割が「認知」

  • 2025年4月13日

 訪日外国人向けショッピングアプリを展開するPaykeは、3月27日から4月1日の期間、アプリユーザーに対し大阪・関西万博に関するアンケート調査を実施した。調査は韓国語・英語・中国語(繁体字)の3言語で実施され、計1539件の有効回答を得た。

 調査結果によると、万博の認知度は全体で約7割に達し、特に繁体字中国語話者では8割を超える高水準を示した。一方で英語話者では「知らなかった」という回答が多く、韓国語話者は「なんとなく聞いたことがある」という層が一定数存在するなど、言語圏によって情報浸透の度合いに差があることが明らかになった。

 また、調査では万博の概要を簡潔に提示した上で再度意向を尋ねる形式を取り入れたところ、「行く予定はない」と回答した層が約9ポイント減少し、「検討中」とする回答が増加した。特に韓国語話者では「行かない」から「検討中」への変化が大きく、情報提供によって大きく変化する層の存在が示された。

 参加意向を左右する要因としては、「混雑」と「費用」が大きな障壁となっており、全体の約半数が不安要因として挙げた。

 今回の調査では万博の認知度に加え、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンやジブリパークなど国内の主要観光地と比較した位置づけも分析されており、同社では詳細なレポートも提供している。