国内LCC4社、GWの予約人数は12.7%増、利用率は3.2pt増

  • 2019年4月22日

 ピーチ・アビエーション(MM)、ジェットスター・ジャパン(GK)、バニラエア(JW)、春秋航空日本(IJ)が4月19日に発表した、ゴールデンウィーク期間(4月26日~5月6日)の予約状況によると、4社の国際線と国内線の予約人数の合計は前年比12.7%増の46万5494人となった。座席数は8.2%増の58万7592席、利用率は3.2ポイント増の79.2%。エアアジア・ジャパン(DJ)は予約状況を公開していない。

 国際線の予約人数の合計は4.6%増の13万8312人、座席数は4.1%増の16万362席、予約率は0.4ポイント増の86.2%。一方、国内線の予約人数の合計は16.6%増の32万7182人、座席数は9.8%増の42万7230席、予約率は4.5ポイント増の76.6%だった。全日空(NH)および日本航空(JL)と同様に、国際線に比べて国内線が予約人数・予約率ともに大きく伸びた(関連記事1)(関連記事2)

 会社別では、国際線と国内線を合わせた予約人数が最も多かったのはMMで、7.6%増の18万6691人。伸び率が最も大きかったのはIJで125.6%増の3万46998人だった。予約率の1位はIJで4.2ポイント減の88.3%。予約率の伸び率の1位はGKで7.3ポイント増の72.7%だった。

 国際線の予約人数が最も多かったのはMMで12.8%増の7万9418人。予約人数が最も伸長したのはIJで、77.5%増の1万3865人だった。予約率が最も高かったのもIJで、0.1ポイント増の94.1%。予約率の伸び率の1位はGKで、7.9ポイント増の85.9%だった。

 国内線の予約人数が最も多かったのはGKで25.8.%増の15万8347人。予約人数が最も伸長したのはIJで175.4%増の2万834人だった。予約率が最も高かったのはMMで2.3ポイント増の84.9%。予約率の伸び率の1位はGKで、7.6ポイント増の71.5%だった。

 なお、MMとの統合および今夏ダイヤでの運航終了が決まっているJWは、路線網を段階的に縮小していることから、国際線・国内線ともに全項目の数値が減少した。詳細は下記の通り。