現地レポート:南アフリカ・ボツワナ・ザンビア、大自然を満喫

  • 2015年4月14日

野生動物とビクトリアの滝
アフリカの文化と自然を満喫する南部アフリカへ

ナイフ・エッジ橋からビクトリアの滝を望む。水飛沫が雨のようだが迫力は満点  南アフリカやボツワナ、ザンビアを含む南部アフリカの旅行はサファリの野生動物観察や大自然やビクトリアの滝など、日本ではまず体感することのできない魅力がある。今回は南アフリカ航空(SA)のファムツアーに参加し、南アフリカの歴史素材に加え、ザンビア、ボツワナの自然景観や野生動物観察のできる国立公園を訪れ、南部アフリカの周遊ツアーの可能性を探った。


南部アフリカツアーのハブ・南アフリカ
マンデラ氏の足跡と同国の歴史に触れる

ユニオン・ビルの下方に立つ巨大なマンデラ像  南部アフリカへのツアーでハブとなるのは南アフリカのヨハネスブルクだ。南アフリカの観光はケープタウンを中心としたテーブルマウンテンや喜望峰観光、ワイナリー巡り、国立公園サファリのゲームドライブなどが一般的だが、この国では文化・歴史といった素材も組み込めるのが他のアフリカ諸国とは違う特徴といえよう。

マンデラハウス。内部の案内はボランティアでソウェトに住む黒人たち  その代表的なものが、ヨハネスブルクから首都プレトリア近郊の、故ネルソン・マンデラ前大統領の足跡とアパルトヘイトの歴史にまつわるものだ。ソウェトの黒人居住区を訪問するツアーでは、マンデラ氏が1963年に逮捕されるまで暮らした住居が「マンデラ・ハウス」として公開されているほか、反アパルトヘイト運動の一端を窺い知ることのできるヘクター・ピーターソン博物館がある。

希少なホワイトライオンの赤ちゃんに触れられるライオン・パーク マンデラ・ハウスは氏が過ごした部屋などがそのまま残されている。また首都プレトリアのユニオン・ビルに立ち寄るのもいい。ユニオン・ビルの建つ丘の下の公園に建つ巨大なマンデラ氏の像は、氏がこの国に与えた影響と存在の大きさを深く感じさせる。

 このほか、ヨハネスブルク近郊には、世界でも希少なホワイトライオンを保護・飼育しているライオンパークがあり、ライオンの子供と記念撮影ができるのもいい思い出になる。