週間ランキング、1位は航空会社ランキング、感染症対策も

  • 2016年7月15日(金)

[総評] 今週は、スカイトラックスによる「2016ワールド・エアライン・アワード」の記事が首位でした。航空会社の人気度合いに関する調査は常に人気が高く、エイビーロードの2位と合わせて横綱相撲のように予想通りのランキングとなりました。

 スカイトラックスの方では、エミレーツ航空(EK)が「World's Best Airlines」の1位に選ばれています。2位は昨年5位のカタール航空(QR)で、10位以内にエティハド航空(EY)もランクインして中東系が相変わらずの強さを見せつけているほか、エイビーロードで5年連続首位のシンガポール航空(SQ)もスカイトラックスで3位(昨年2位)と抜群の安定感を示しています。

 スカイトラックスもエイビーロードも、なんでこの会社がこの会社より上なんだとか、この会社の順位がこんなに高い(または低い)わけがないとか、見る人によって色々と思うところがありそうですが、ランキングというのは逆に多様な意見が存在するからこそ意味があるのかもしれません。

 「今の世界で一番の航空会社?エミレーツでしょ、聞くまでもない」と大半の方が思っていたらこんなに毎年注目が集まるわけがありませんし、スカイトラックスも金と時間をかけて調査をし続けないでしょう。逆にいえば、話題にのぼると議論になりやすいような話題は注目を集めるランキングとして成立しそうです。

 例えば、消費者目線でいえば「旅行会社の現場担当者が教える 本当の○○ランキング」といった切り口は興味をひきそうですし、あるいは旅行業界誌的な考え方をすると「旅行業界 手取り年収ランキング」であるとか、大きな会社の「社員が選ぶ 歴代社長人気ランキング」などが実現すると、少し悪趣味ながら多くの方が読んでくださるように思います。

 今週はこのほか、ジェイティービー(JTB)と札幌通運の情報流出に関する検討会の様子や、全日空(NH)やブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のB787-9型機などがランクインしていますが、めずらしいところで感染症対策に関わる記事も2本入っています。

 リオデジャネイロでのオリンピックとパラリンピックを間近に控えるなか、現地での健康不安に対する懸念もあちこちで見聞きされますが、7位の記事では感染症対策は企業のCSRとして取り組むべき課題であるとの考えもご紹介しています。

 旅行会社は、添乗などで渡航した社員が感染症にならないことももちろんですが、お客様に無事に帰国していただくことが極めて重要です。単にリスクだからという意味だけでなく、例えば絶対に蚊に刺されないようにするといった100%の対応は不可能としても、個人では実現しにくいレベルの対策を提供できれば、それが旅行会社としての強みになるはずです。(松本)

▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2016年07月08日0時~07月15日18時)
第1位
スカイトラックス、16年最優秀はエミレーツ、全日空が2部門で首位(16/07/13)

第2位
航空会社満足度、1位は5年連続シンガポール-エイビーロード調査(16/07/12)

第3位
「情報流出検討会」が初会合、JTBの再発防止策を評価(16/07/10)

第4位
全日空、B787-9の新仕様を公開、東南ア路線などに投入 (16/07/10)

第5位
楽天トラベル、AIなど新技術活用へ-下期は決済など注力(16/07/11)

第6位
日本航空、羽田/米国線のスケジュールを変更、冬ダイヤから(16/07/12)

第7位
東京検疫所、リオ五輪前に改めて強調「感染症対策はCSR」(16/07/12)

第8位
トップインタビュー:東医大・渡航者医療センターの濱田篤郎氏(16/07/12)

第9位
BA、成田線にB787-9導入、新ファーストクラスも (16/07/11)

第10位
ビジネスジェットの基礎知識(2):利便性とターゲット(16/07/14)

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