Travel Crossover Magazine

季節

スキーは何月まで可能?地域別のシーズンや春に滑れるスキー場を紹介

冬の醍醐味であるスキーですが、寒さが苦手な方や春休みを利用して滑りたい方もいますよね。また、スキーが何月まで楽しめるのかも気になるところです。

実は、スキーシーズンは地域によって大きく異なり、春でも楽しめるスキー場が多数存在します。そこでこの記事では、地域別のスキーシーズンや、春まで滑走可能なおすすめスキー場をご紹介。

暖かい時期のスキーの魅力や注意点も解説するので、春スキーを検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

スキーは何月まで楽しめる?シーズンを解説

スキーは一般的に冬のスポーツのイメージがありますが、実は地域やスキー場によっては春先まで楽しめる場合もあります。ここでは、スキーは何月まで楽しめるのかについて、詳しく解説していきます。

一般的には11月中旬〜3月末ごろまで

スキーシーズンは、一般的に11月中旬から3月末ごろまでとされています。降雪量や気候条件によって前後しますが、この期間であれば多くのスキー場で滑ることができるでしょう。

ただし、その年の気象条件によって変動することもあるので、事前に確認しておくことが大切です。

ベストシーズンは1月〜2月だが春スキーもおすすめ

1月から2月にかけては、積雪が豊富で雪質が最も良く、多くのスキー場でイベントが開催されるなどスキーのベストシーズンとされています。

一方で、春スキーもおすすめです。気温が上がることで寒さが和らぎ、初心者や子連れのファミリーにとって快適な環境となります。また、人混みが少なくなるため、リラックスした雰囲気で滑れる点も魅力のひとつです。

10月から滑れるスキー場も!

早くからスキーを楽しみたい場合は、10月からオープンするスキー場を利用するのもおすすめです。静岡県の「スノーパーク イエティ」は、標高1,450メートルの立地に加え、人工降雪機を活用して国内最速のオープンを実現しています。

初心者向けから上級者向けまで楽しめるコースがそろっており、シーズン前からスキーを楽しみたい人に最適です。

スキーの地域別シーズンガイド

ここでは、スキーの地域別シーズンを解説していきます。日本の各地域で、スキーシーズンは異なります。北海道から関西・中国地方まで、それぞれのベストシーズンを確認してみましょう。

北海道エリア(11月〜5月中旬)

北海道は日本で最もスキーシーズンが長いエリアです。11月上旬から営業を開始するスキー場もあり、5月中旬まで滑走可能な場所も少なくありません。

特に、ニセコや富良野などの有名リゾートでは、世界中から長期間スキーヤーが集まります。パウダースノーの質の高さと豊富な積雪量が魅力で、春スキーも充実していますよ。

東北エリア(12月〜4月下旬)

東北地方は、12月から4月下旬までが一般的なスキーシーズンです。安比高原スキー場や猪苗代スキー場など、長い歴史と伝統を持つスキー場が多く、特に「樹氷」で有名な蔵王温泉スキー場では、幻想的な景色を見ながらスキーが楽しめます。

温泉地が隣接するスキー場も多く、豊富な積雪量と広大なゲレンデで春スキーも楽しめる場所が多いのが魅力です。

関東・甲信越・中部・北陸エリア(12月〜4月上旬・中旬)

関東から北陸・中部にかけては、12月から4月上旬が一般的なスキーシーズンです。豊富な積雪と多彩なコースがそろったスキー場が多く、全国各地からスキーヤーが集まるエリアでもあります。

また、群馬県の丸沼高原スキー場のように、5月まで営業する場所もあるので、春スキーを楽しむことも可能ですよ。

関西・中国エリア(12月〜3月下旬)

関西・中国エリアは12月中旬から3月下旬までがシーズンです。積雪量は他の地域に比べて少ないですが、兵庫県のハチ高原スキー場や鳥取県のだいせんホワイトリゾートなど、充実した設備を持つスキー場が多くあります。アクセスの良さから日帰りスキーも人気で、初心者から上級者まで楽しめるコースがそろっていますよ。

スキー&スノーボード

3月以降も楽しめる!春スキーにおすすめのスキー場7選

ここでは、3月以降も滑走を楽しめる、春スキーにおすすめのスキー場を紹介します。特に注目したい7つのスキー場をピックアップし、特徴や魅力を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【新潟】かぐらスキー場|11月下旬〜5月まで滑れる

新潟県のかぐらスキー場は、標高が高いため5月まで安定した雪質を楽しめるスキー場です。特に春スキーでは、山頂エリアでの滑走がおすすめ!晴れた日には、越後三山や谷川岳を一望できる絶景が広がります。

広大なゲレンデには、さまざまなレベルのコースが用意されており、バックカントリースキーにも対応したエリアがあります。上級者の方でもアドベンチャー感を楽しめるのでおすすめですよ。

また温泉地が近く、滑走後は湯沢温泉でゆっくり過ごすことも可能です。

かぐらスキー場

【住所】新潟県南魚沼郡湯沢町三俣742
【電話番号】025-788-9221
【アクセス】
・湯沢ICより約10分
・越後湯沢駅よりバスで18分
【営業時間】8:00〜17:00
【公式Webサイト】https://www.princehotels.co.jp/ski/kagura/winter/
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/kagura__gram
https://twitter.com/kaguraski9221

【山形】蔵王温泉スキー場|ゴールデンウィークまでオープン予定

蔵王温泉スキー場は、春でも豊富な積雪量と広大なゲレンデが魅力のスキー場で、例年ゴールデンウィークごろまで営業しています。標高差約880メートルの広大なゲレンデには、初級者から上級者まで楽しめる多彩なコースがあり、冬だけでなく、春には新緑と雪のコントラストが美しい景色を楽しめます。

また、蔵王といえば「樹氷」が有名ですが、春には溶けた樹氷群の幻想的な姿が見られるのもポイントです。温泉街がスキー場と直結しているため、滑走後に温泉で疲れを癒やせるのも魅力ですね。

蔵王温泉スキー場

【住所】山形市蔵王温泉土合709−1
【電話番号】023-694-9617
【アクセス】蔵王温泉より車で約45分
【営業時間】8:30〜17:00
【公式Webサイト】https://zaomountainresort.com/ski/
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/zao_onsen
https://twitter.com/jukkiikun

【群馬】丸沼高原スキー場|4月〜5月まで滑れる期間も距離もロングなスキー場

丸沼高原スキー場は、群馬県屈指のロングコースが魅力のスキー場です。標高が高い位置にあるため、4月以降も快適な滑走が可能。春スキーシーズンには、雪質の良さを求めて多くのスキーヤーが各地から集まります。特に春の「日光白根山」を望む山頂からの眺望は、春スキーならではの爽快感を与えてくれますよ。

また、家族連れにもうれしいキッズエリアが充実しており、スキー初心者から上級者まで幅広い層に対応しているのもポイントです。さまざまなイベントやアウトドア体験プログラムが開催されることも多く、一日中楽しめる環境が整っていますよ。

丸沼高原スキー場

【住所】群馬県利根郡片品村東小川4658-58
【電話番号】0278-58-2211
【アクセス】関越自動車道沼田ICから約50分
【営業時間】8:30~16:30
【公式Webサイト】https://www.marunuma.jp/winter/

【長野】野沢温泉スキー場|初心者コース40%!5月頭までオープン予定

長野県の野沢温泉スキー場は、初心者から上級者まで幅広く楽しめるコース設計が特徴のスキー場で、5月上旬までの長期営業を行っています。

全44コースのうち、初級者向けコースが40%を占めており、春スキーデビューにも最適!標高差1,085メートルの広大なゲレンデでは、春でも良質な雪を楽しめます。

また、温泉街に隣接しているため、スキー後に13の共同浴場(外湯)で温泉を楽しめるのも魅力ですよ。

野沢温泉スキー場

【住所】長野県下高井郡野沢温泉村豊郷7653
【電話番号】0269-85-3166
【アクセス】
・豊田飯山ICから25分
・戸狩野沢温泉駅から車で約20分
【営業時間】8:40~16:30
【公式Webサイト】https://nozawaski.com/
【SNSアカウント】
https://twitter.com/nozawanaski?lang=ja
https://www.instagram.com/nozawaski

【栃木】ハンターマウンテン塩原|栃木で4月上旬まで滑走可能

ハンターマウンテン塩原は、栃木県那須塩原市にあるスキー場です。関東圏からアクセスしやすく、ファミリー向けのゲレンデが充実しています。

4月上旬まで滑走が可能で、全長3,000メートルのロングコースをはじめ、初級者から上級者まで楽しめる多彩なコースが整っています。

周辺には塩原温泉郷があり、滑走後に温泉を楽しむことも可能!また、スキー場内のレストランでは地元食材を活かした料理が楽しめるため、グルメ目的のスキーヤーからも人気を集めています。

ハンターマウンテン塩原

【住所】栃木県那須塩原市湯本塩原字前黒
【電話番号】0287-32-4580
【アクセス】那須塩原駅からバスで75分
【営業時間】8:00~16:00
【公式Webサイト】https://www.hunter.co.jp/winter/
【SNSアカウント】
https://twitter.com/huntama
https://www.instagram.com/hunter_mountain_jpn

【福島】グランデコスノーリゾート|極上の雪「神雪」が魅力の4月下旬まで滑れるスキー場

グランデコスノーリゾートは、福島県の裏磐梯エリアに位置し、4月下旬まで営業しているスキー場です。標高が高く雪質が良いことで知られており、「神雪」と呼ばれるパウダースノーが春まで楽しめます。

全長約4,000メートルのロングコースや、初心者向けの緩やかなコースなど、多彩なコース設計が魅力です。スノーパークも充実しており、スノーボーダーにも人気があります。キッズ用のコースや設備も豊富なので、春の家族スキーにもおすすめですよ。

グランデコスノーリゾート

【住所】福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山1082
【電話番号】0241-32-2530
【アクセス】猪苗代駅から無料シャトルバスで40分
【営業時間】9:00〜16:00
【公式Webサイト】https://resort.en-hotel.com/grandeco/snow/ja/
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/en_resort_grandeco_official/

【北海道】富良野スキー場|北海道で5月上旬までスキーを満喫可能

富良野スキー場は、北海道を代表するスキーリゾートのひとつで、世界でもトップクラスの雪質と規模を誇る人気のスキー場です。5月上旬まで滑走可能な広大なゲレンデには、さまざまなレベルのコースが用意されており、初心者から上級者まで楽しめます。

特に春スキーシーズンには、山頂付近の「富良野ゾーン」が人気で、標高1,074メートルのパウダースノーを楽しむことが可能。

また、周辺には美瑛や旭川といった観光スポットも多いため、春スキーと観光を組み合わせた旅行プランも立てられますよ。

富良野スキー場

【住所】北海道富良野市中御料
【電話番号】0167-22-1111 
【アクセス】JR富良野駅からタクシーで10分
【営業時間】8:30~16:00
【公式Webサイト】https://www.princehotels.co.jp/ski/furano/winter/
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/furanoski_official/

暖かい時期のスキーのメリットと楽しみ方

暖かい時期のスキーには、冬のスキーとは異なる魅力がたくさんあります。ここでは、暖かい時期ならではのメリットや楽しみ方を紹介していくので、春スキーを検討中の方はぜひ確認してみてくださいね。

暖かい気候で子連れでも安心できる

暖かい時期のスキーは、気温が上がり日差しも強くなるため、冬よりも過ごしやすくなります。小さなお子さん連れでも、寒さによる子どもへの負担を最小限にして、安心してスキーを楽しむことが可能です。

また、防寒対策も軽減でき動きやすい服装で滑走できるので、家族連れで多くなりがちな荷物を少なくできるのもポイントですね。

ベストシーズンよりも人混みが少なくリラックスして滑れる

冬のベストシーズンに比べて、春スキーは混雑が少なく、ゆったりと滑走できるのが魅力です。リフト待ちも短くなるため、効率的にゲレンデを楽しむことができるでしょう。

初心者や久しぶりにスキーをする人にとっても、混雑していない環境はプレッシャーが少なく、リラックスして楽しむことができます。宿泊施設なども比較的予約が取りやすく、リーズナブルな価格で滞在できる可能性が高いのもメリットのひとつです。

春ならではの絶景を楽しめる

春スキーの大きな魅力は、美しい景色です。雪山と新緑のコントラストや、晴れわたる青空など、冬とは異なる絶景を楽しめます。また、日中の滑走時間が長くなるため、ゆっくりと景色を堪能しながらスキーを楽しむこともできるでしょう。

山頂からの眺めは特に素晴らしく、写真撮影スポットとしても人気です。春の日差しの下で、カメラを片手にフォトジェニックな瞬間を写真に収めるのもおすすめですよ。

春スキーに適した装備と注意点

春スキーは、気温や雪質が冬とは異なるため、適切な装備と準備が必要です。ここでは、快適に春スキーを楽しむためのポイントや注意点を解説します。出発前にしっかり確認しておきましょう。

春スキー向けの服装とアイテムを用意する

春スキーでは気温が高くなるため、防寒性よりも通気性を重視した服装を選びましょう。軽量のスキーウェアや、脱ぎ着がしやすいレイヤリングを取り入れると快適に過ごせます。

また、雪質がシャーベット状になることが多いため、スキーやスノーボードのメンテナンス(特にワックス)が重要です。春用の滑走性を高めるワックスを使用すると、よりスムーズに滑ることができるでしょう。

紫外線対策は必須!日焼け防止を徹底する

春は日差しが強くなるため、紫外線対策を忘れずに行いましょう。ゴーグルやUVカットのフェイスマスク、日焼け止めクリーム(SPF50以上)を活用して肌を守ることが大切です。雪面からの照り返しによる「雪焼け」を防ぐためにも、定期的に日焼け止めを塗り直すよう心掛けましょう。

また、フェイスマスクや日焼け止めクリームのほか、帽子の着用も効果的です。寒さと日差しにより唇も乾燥するので、リップクリームも忘れずに持っておくと安心ですね。

雪質の変化と安全対策を考慮する

春の雪質は日中の気温上昇により変化しやすく、午後になると緩んでくる傾向があります。また、雪崩の危険性も高まるため、安全に十分注意して滑ることが大切です。

午前中は締まった雪質が楽しめる一方で、午後には柔らかくなり滑りにくくなることもあります。特に、斜面に溜まった雪や湿った雪には注意が必要です。

天候や雪質の変化を見ながら、スキー場の注意事項などもしっかり確認して滑走を楽しみましょう。

春まで続くスキーシーズンを楽しもう!

春スキーは、冬とはまた違った魅力が満載です。暖かくなってきた春に、ぜひスキーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
本記事で紹介した地域別のシーズン情報や、春まで滑れるスキー場の特徴を参考に、自分に合ったスキー場を選んでみてください。春ならではの自然やリラックスした雰囲気を味わいながら、シーズン最後までスキーを満喫しましょう!

スキー&スノーボード

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
川俣菜摘

栃木県出身大阪在住。Webライター兼、動画編集を行うマルチクリエイター。趣味は旅と音楽で、留学やワーキングホリデー、中南米のバックパッカーも経験。国内30県以上と海外25ヶ国の渡航歴があり、温泉地巡りや沖縄でのダイビング、海外は東南アジアとキューバがお気に入り。アドヴァンスド・オープンウォーターライセンス有。

  1. 関空リニューアルを徹底解説!新エリアでのおすすめスポットも紹介

  2. 【保存版】旅行に持って行きたい便利グッズ14選!旅好き筆者が厳選

  3. おひとり様でも安心!名古屋1人旅におすすめの観光&グルメ12選

RELATED

PAGE TOP