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温泉ソムリエが絶賛!家族・カップル向けの関東温泉テーマパーク8選

泊まりでの旅行の際や、思いっきり遊んで汗をかいた後などは、お風呂でさっぱり汗を流したくなりますよね。

そんな時、お風呂に入れる施設の選択肢はいろいろありますが、せっかくなら旅先でのお風呂をさらに楽しくする「温泉テーマパーク」を選んでみてはいかがでしょうか。

温泉テーマパークとは、温泉と一緒にさまざまなアクティビティや食事を楽しめる、テーマパークのような施設です。普通の温浴施設よりも“遊び”に特化しているため、家族やカップルなどで一日中楽しみたい方にもおすすめです。

今回は、関東近郊の温泉テーマパークを家族連れ向け・カップル向けに分け、温泉ソムリエならではの視点で紹介します。旅の思い出作りにもぴったりな施設ばかりなので、ぜひ旅行プランの候補として参考にしていただけると幸いです。

温泉テーマパークとスーパー銭湯やその他施設との違い

温泉テーマパークとは、その名の通り温泉に浸かれる施設に加えて、プールやアトラクション、飲食店などを集めた施設です。温泉や露天風呂に浸かることだけが目的の規模が小さめな施設や、アトラクションなどが併設されていない施設は温泉テーマパークとは呼びません。

一方、スーパー銭湯とは通常の銭湯よりも規模が大きく、お風呂(内湯)に加え露天風呂やサウナ、岩盤浴、食事などを一緒に楽しめる施設です。

温泉テーマパークにも露天風呂やサウナ、岩盤浴、食事を楽しめる施設は多いですが、その他のアトラクションを併設しているのがスーパー銭湯と異なる点です。

また当然ですが、“温泉”テーマパークと謳うには、お湯が温泉でなければいけません。温泉のお湯ではなく、普通のお風呂に入浴剤や薬草、炭酸ガスを加えたものを使用している施設は、スーパー銭湯と呼ばれることが多くなります。

温泉テーマパークのお湯は、源泉から近い施設ではそのままお湯を引いている施設がほとんどです。ただし、都心など源泉から遠い施設では、タンクローリーなどで運んでお湯を使用しています。

家族連れにおすすめの関東の温泉テーマパーク

ここでは、関東で家族連れ向けにおすすめの温泉テーマパークを厳選して紹介します。

ピックアップしたのは、家族連れの方向けのイベントを豊富に開催していたり、お子様が楽しめるアトラクションを多く導入していたりする施設ばかりです。ご家族で旅行する際の参考にしてください。

【神奈川】箱根小涌園 ユネッサン

「ワイン風呂」「流れるプール」「Dr.Fishの足湯」など、水着を着て楽しめる変わり種のお風呂の多さが魅力の施設です。キャンプが楽しめる施設も併設されているため、晴れた日は屋外で、雨の日でも室内でそれぞれ遊べます。

お湯は箱根の小涌谷温泉のお湯を使用しており、泉質はナトリウム-塩化物泉です。塩化物泉は湯冷めしにくいお湯なので、プールで遊んだ後にも相性が良いでしょう。露天エリアでは、箱根の大自然を眺めながらの入浴が楽しめます。

箱根小涌園 ユネッサン

【住所】神奈川県足柄郡箱根町二ノ平1297
【電話番号】0460-82-4126
【アクセス】箱根登山鉄道「箱根湯本」駅から、バスで元箱根・箱根町行き20分、「小涌園」下車すぐ
【営業時間】10:00〜18:00
【公式ホームページ】https://www.yunessun.com
【SNSアカウント】
https://x.com/boxhappy_yns
https://www.instagram.com/yunessun_hakone/

【栃木】ホテルサンバレー那須

自然の中で温泉が楽しめる「湯遊天国」と、アトラクション気分で楽しめるスパリゾート「アクア・ヴィーナス」が魅力の施設です。美術館で美を堪能したり、ペットホテルがあるので愛犬と滞在したりすることも可能です。

那須エリアでは唯一の泉質となる弱アルカリ性とマグネシウム泉を掛け合わせた混合泉や、乳白色の硫黄泉が楽しめます。温泉の他にも塩サウナ、ドライサウナ、炭サウナなど、種類豊富なサウナを楽しめるのも魅力です。

ホテルサンバレー那須

【住所】栃木県那須郡那須町湯本203
【電話番号】0287-76-3800
【アクセス】JR東北新幹線那須塩原駅下車、事前予約で駅から宿の送迎バス有
【チェックイン・チェックアウト時間】14:30 / 10:00
【公式ホームページ】https://www.mikazuki.co.jp/ryugu/
【SNSアカウント】
https://x.com/sunvalley_nasu
https://www.instagram.com/sunvalley_nasu_official/

【千葉】龍宮城スパ ホテル三日月

海と富士山、両方の絶景が楽しめる施設で、60種以上ものお風呂がある龍宮城スパ ホテル三日月。屋内・屋外両方のプールが併設されており、ウォータースライダーやイルミネーションも楽しめます。

泉質は体の芯まで温めてくれる、塩化物強塩温泉で、筋肉痛や疲労回復にも効果のあるお湯です。思いっきり遊んだ身体を癒すのにもってこいの温泉といえるでしょう。

龍宮城スパ ホテル三日月

【住所】千葉県木更津市北浜町1
【電話番号】0438-41-8111
【アクセス】JR内房線「木更津」駅よりタクシー15分
【営業時間】10:00〜21:00 ※最終入場20:00
【公式ホームページ】https://www.mikazuki.co.jp/ryugu/
【SNSアカウント】
https://x.com/ryuugujyouhotel
https://www.instagram.com/ryugu_3/

【埼玉】おふろcafe 白寿の湯

ハンモックのあるオシャレな癒し空間の中で、漫画やボードゲームなどを楽しめる施設です。季節のイベントや落語などが多彩に開催されており、いつ行っても一日中飽きることなく過ごせるでしょう。

お湯は関東でも屈指の源泉濃度を誇り、鉄分を多く含む赤褐色のお湯を楽しめます。湯船のふちや床には褐色の温泉成分の結晶が見られ、源泉の濃さを物語っています。女性浴室で無料で楽しめる特性糀泥パックも必見です。

おふろcafe 白寿の湯

【住所】埼玉県児玉郡神川町渡瀬337-1
【電話番号】0274-52-3771
【アクセス】JR高崎線 本庄駅南口より朝日バス(神川町神泉総合支所行き)利用、下渡瀬下車徒歩1分
【営業時間】10:00〜23:00 ※最終受付22:30
【公式ホームページ】https://ofurocafe-hakujyu.com
【SNSアカウント】
https://x.com/ofurocafehakuju
https://www.instagram.com/ofurocafehakuju/

カップルにおすすめの関東の温泉テーマパーク

続いて、カップルにおすすめの関東の温泉テーマパークを紹介します。

ここで紹介するのは、魅力的な景色や幻想的な癒し空間が持ち味の施設が多くなっています。カップルでの旅行の思い出づくりの一つとして、ぜひ参考にしてみてください。

【神奈川】マホロバ・マインズ三浦

全室オーシャンビューで、三浦海岸から房総半島までを一望できる絶景が魅力のリゾートホテルです。部屋も広々としており、写真映えする空間ばかり。雨の日でも楽しめるプールがあるのも嬉しいポイントです。海水浴場からも近いので、夏の晴れの日は海水浴デートもできるでしょう。

お湯は地下1,500mから湧き出る「三浦マホロバ温泉」で、泉質はナトリウム-塩化物強食塩泉です。pH7.9の弱アルカリ性のお湯で、肌に滑らかな潤いを与えます。

マホロバ・マインズ三浦

【住所】神奈川県三浦市南下浦町上宮田3231
【電話番号】046-889-8911
【アクセス】三浦海岸駅から徒歩6~8分
【チェックイン・チェックアウト時間】15:00 / 11:00
【公式ホームページ】https://www.maholova-minds.com/index.html
【SNSアカウント】
https://x.com/#!/maholova_minds
https://www.instagram.com/maholova_minds_miura/

【埼玉】昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉

昭和をコンセプトにしており、写真映えするレトロな景色の数々が魅力的な施設です。「田舎に帰ったような感覚を味わいたい」「今流行りのレトロで映えるツーショット写真を撮りたい」という方におすすめです。昭和がテーマなのは景色だけではなく、ナポリタンやクリームソーダ、学校の給食メニューなど、食事メニューもレトロをテーマにしています。

お湯はpH10を誇る強アルカリ性単純温泉です。アルカリ性のお湯は肌表面の角質を落とす性質があり、pHの値が高いほど強いアルカリ性ということになります。肌をすべすべにするお湯なので、美肌ケアをしたい方にもおすすめです。

昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉

【住所】埼玉県比企郡ときがわ町大字玉川3700
【電話番号】0493-65-4977
【アクセス】関越自動車道東松山インターより小川町方面へ国道254号線嵐山バイパスを経由、玉川方面へ13km
【営業時間】10:00〜22:00 ※最終入館21:30
【公式ホームページ】https://tamagawa-onsen.com
【SNSアカウント】
https://x.com/onsentamagawa
https://www.instagram.com/tamagawaonsen/

【群馬】龍洞

源泉かけ流しのお湯18種の湯めぐりができる施設です。源泉かけ流しとは、加水など行わず湧き出たままの成分を損なわない状態を指します。カップルで湯めぐりを楽しみたい方や、温泉の効能を存分に感じたい方に特におすすめです。

お湯は無色透明の弱アルカリ性単純温泉で、刺激が少ない滑らかな肌触りをしています。肌が敏感な方でも問題ないほどの優しいお湯なので、安心してゆっくりと湯めぐりができるでしょう。

龍洞

【住所】群馬県利根郡みなかみ町藤原6192
【電話番号】0278-75-2086
【アクセス】関越自動車道水上ICより40分
【チェックイン・チェックアウト時間】15:00 / 11:00
【公式ホームページ】https://www.ryuudou.com/index.html
【SNSアカウント】
https://x.com/takuryuudou
http://instagram.com/ryuudou0316/

【東京】花景の湯

都心のビル群を眺めながらの入浴を楽しめる花景の湯。煌びやかに広がる夜景が特に綺麗で、都内にいながら幻想的な雰囲気の中でお風呂を楽しみたい方におすすめです。アミューズメントパーク「よみうりランド」に隣接しており、サウナや岩盤浴もあるため、カップルで一日中ゆっくり過ごせるでしょう。

源泉は地下1,750mから湧き出す「よみうりランド源泉」を使用。泉質は弱アルカリ性炭酸水素塩泉で、「美人の湯」や「美肌の湯」として親しまれています。

【住所】東京都稲城市矢野口4015-1
【電話番号】044-966-1126
【アクセス】「京王よみうりランド駅」から徒歩約10分
【営業時間】10:00〜23:00
【公式ホームページ】https://www.yomiuriland.com/hanabiyori/kakeinoyu/
【SNSアカウント】
https://x.com/Hanabiyori8717
https://www.instagram.com/hanabiyori_kakeinoyu/

【番外編】関東でおすすめのスーパー銭湯

最後に、関東でおすすめのスーパー銭湯を紹介します。

「泉質はそんなに気にしていない」「プールやアクティビティなどでは遊ばない」という方は、スーパー銭湯と呼ばれる施設を選んでも良いでしょう。ここでは、温泉テーマパークに負けず劣らずのスーパー銭湯を2ヶ所紹介します。

【千葉】東京 湯楽城

「城」という名の通り、お城をモチーフにした建物が印象的な施設。煌びやかなロビーや、プロジェクションマッピングで彩られた幻想的でレトロ感溢れる飲食店など、テーマパークのような非日常的な空間が魅力です。

お風呂は温泉ではないものの、園庭風に整備された美しい景観で、心地よい風に揺られながらの入浴に癒されること間違いなし。「森林の湯」や「にがり湯」、「マイクロバブル風呂」などお風呂の種類は多彩で、サウナや岩盤浴も楽しめます。

東京 湯楽城

【住所】千葉県富里市七栄650-35
【電話番号】0476-91-6866
【アクセス】東関東自動車道 富里インターチェンジより約7分
【営業時間】13:00〜22:00 ※最終受付21:00
【公式ホームページ】https://chi-hotelsresorts.com/yurakujo/
【SNSアカウント】
https://x.com/yurakujo_yu
https://www.instagram.com/yurakujo/

【茨城】湯楽の里 日立店

太平洋を一望できる絶景露天風呂が魅力の施設です。展望デッキでは太平洋を見ながら食事でき、海の家にいるかのようなリゾート気分を楽しめます。岩盤浴やボディケア、エステなどの施設も充実しています。

また、内湯の高濃度炭酸泉も魅力の一つです。人工的に炭酸ガスを含ませたお湯で、浸かると数分で身体中にびっしりと炭酸の泡が付くのがわかります。炭酸ガスの気泡は全身の血管を拡張し、血液の循環を良くする効果があります。冷え性、むくみ、肩こりなどでお悩みの方には特におすすめのお風呂です。

湯楽の里 日立店

【住所】茨城県日立市河原子町1-1-6
【電話番号】0294-25-4126
【アクセス】JR常磐線常陸多賀駅から徒歩15分
【営業時間】9:00〜1:00 ※最終受付0:00
【公式ホームページ】https://www.yurakirari.com/yura/hitachi/
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/hitachi_yura/

関東の温泉テーマパークで素敵なひとときを

ただお風呂に入るだけでなく、それぞれのコンセプトを元に一日中楽しめる工夫が詰め込まれた温泉テーマパークは、旅行のひとときをより楽しくしてくれます。

アクティビティが豊富、露天風呂の景色が美しい、泉質が素晴らしいなど、それぞれの魅力ポイントを参考に施設を選んでみましょう。本記事で紹介した温泉テーマパークにより、関東での旅行がより良いものになれば幸いです。

  • 記事を書いたライター
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AREC(アレク)

YouTubeでも活動しているクリエイティブ精神豊富なフリーライター。SEOライティング、取材ライティング、写真・動画撮影、動画編集等をメインに活動中。温泉ソムリエの資格を持っており、各地の温泉地や観光地、カフェ巡りが趣味です。フリーになる前は広告代理店にいたので、紙媒体の取り扱いにも慣れています。

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