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近年日本で開業した・開業予定の外資系ホテル9選!概要や魅力も紹介

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近年、外資系ホテルが続々と日本に進出しています。外資系ホテルは日系のホテルとはまた一味違った魅力があり、旅行時に滞在するホテルの選択肢が増えるのは、旅行好きとしてはうれしいものです。

本記事では、日本へ進出する外資系ホテルが増えている理由や外資系ホテルの魅力、近年日本に開業した外資系ホテルや開業予定のホテルなどを紹介します。

外資系ホテルについて詳しく知りたい人や、新しいホテルでラグジュアリーな体験をしたい人は、ぜひ最後までお読みください。

目次

日本へ進出する外資系ホテルが増えている理由

外資系ホテル

日本へ進出する外資系ホテルが増えているのは、観光市場の拡大や高級ホテルの需要が増加していることが関係しています。

コロナ禍からの回復にともない、2023年以降訪日客数は急増し、日本政府はインバウンドを増やす施策を進めています。訪日観光客の中でも特に、欧米や中国の富裕層が増えていることから、ラグジュアリーな宿泊施設へのニーズが拡大。高級ホテルのノウハウを備えた外資系ホテルは、このような拡大する日本の観光市場に魅力を感じ、日本進出を加速させているというわけです。

また、東京、大阪、京都、福岡などの主要都市では大規模な再開発プロジェクトが進んでおり、新たなホテル需要が生まれていることも、外資系ホテルが増えている理由のひとつ。さらに、近年の円安の影響により、日本の不動産価格が相対的に安くなり、外資系企業が投資しやすい環境になったことも日本での開業を加速させる理由になっています。

外資系ホテルならではの魅力

外資系ホテルのある通り

外資系ホテルには、日系のホテルにはない魅力がたくさんあります。ここでは、外資系ホテルならではの魅力を紹介します。

世界的なブランド力と信頼性がある

WORLD

外資系ホテルは、世界的に有名なブランドが多く、安定したクオリティとホスピタリティを提供してくれます。

ブランドごとの個性やこだわりを持ったサービスを、どの国でも同じレベルで受けられる安心感は、外資系ホテルならではです。

日系ホテルでは「和のおもてなし」を受けられる一方で、外資系ホテルでは世界基準のラグジュアリー体験ができるのが魅力といえるでしょう。

ロイヤルティプログラムが充実している

ホテルのサービス

外資系ホテルはグローバルな会員制度を活用していることが多く、宿泊のたびにポイントが貯まり、無料宿泊やサービスのアップグレードなどの特典が受け取れます。

日系ホテルにも会員制度はありますが、世界的に見ると利用できる範囲は限定的といえます。世界中で特典やメリットを享受できるのは、外資系ホテルならではの強みです。

比較的エンタメ性が高い

DJイベントの機材

近年の外資系ホテルは、単に宿泊施設としてだけでなく、都市のライフスタイルの発信地としても機能しています。DJイベントやファッションショー、アートイベント、クリエイター向けのワークスペースなど、さまざまな体験を提供する施設が増えています。

日系のホテルは「静かに過ごす」ことを前提とした施設が多いですが、外資系ホテルは「泊まるだけではなく、楽しめる空間」を提供しているのが特徴です。

グローバルな雰囲気を楽しめる

グローバルな雰囲気

外資系ホテルは世界中のゲストが訪れやすいため、インターナショナルな雰囲気が楽しめます。また、日系のホテルと比べて建築・デザイン・インテリアなどに独自の世界観を持たせる傾向も。日本にいながらにして、異文化体験ができる点が魅力だといえるでしょう。

近年日本に開業した・開業予定の外資系ホテル9選

OPEN

近年、外資系ホテルの日本進出はますます増えています。ここでは、近年開業した外資系ホテルや開業予定の外資系ホテルの中から、注目を集めているホテルを紹介します。

【京都】カペラ京都|日本初進出となる2025年夏開業予定のホテル

カペラホテルグループは、シンガポールに本社を置くホテルグループです。世界的な高級ホテルブランドとして知られるザ・リッツカールトンの共同創業者である、ホルスト・シュルツ氏が2002年に立ち上げました。

日本初進出となるカペラホテルグループは、2025年夏、京都市東山区での開業を予定しています。周辺には清水寺や八坂神社、鴨川など、世界的に有名な観光地があり、観光拠点としての利便性の高さにも期待したいところ。地上4階、地下2階建てで、スイートルームを含む92の客室やレストラン、宴会場、スパなどを完備しています。

カペラ京都

【公式Webサイト】https://capellahotels.com/jp/capella-kyoto

【沖縄】ローズウッド宮古島|2025年3月開業で豊富な部屋タイプが特徴

ローズウッド宮古島

ローズウッド ホテルズ&リゾーツ®︎は、香港に拠点を置くホテルグループです。世界21ヶ国にて30以上のホテル、リゾート、レジデンスを展開しています。

2025年3月1日に沖縄県宮古島にて、日本初進出となる「ローズウッド宮古島」を開業。宮古島の広大な碧い海を見渡す風光明媚な半島に位置し、ラグジュアリーな旅を提供してくれます。55棟のゲストルームは、オーシャンビューヴィラやビーチフロントヴィラ、150平方m以上もの広さを含む一軒家タイプの3棟のハウスなど、種類の豊富さが特徴的です。

ローズウッド宮古島

【住所】沖縄県宮古島市平良字荷川取1068-1
【公式Webサイト】https://www.rosewoodhotels.com/jp/miyakojima

【大阪】フォーシーズンズホテル大阪|水の都「大阪・堂島」で2024年8月に開業

フォーシーズンズ・ホテルズ&リゾーツは、カナダに本社を置く高級ホテルチェーンです。フォーシーズンズとリージェントの2つのブランドネームを持ち、世界各地にホテルを展開しています。

フォーシーズンズホテル大阪は、日本で4軒目のホテルとして、歴史と文化が息づく水の都「大阪・堂島」にて2024年8月1日に開業しました。和のエッセンスを取り入れた客室や温浴施設、スパ、ジム、貸切風呂、レストラン&バーまで取りそろえており、館内すべてで日本らしさを取り入れた独創的な体験が可能です。大阪の街並みを一望しながら、高級感あふれる滞在をしたい人に特におすすめです。

フォーシーズンズホテル大阪

【住所】大阪府大阪市北区堂島2丁目4番32号
【電話番号】06-6676-8682
【アクセス】
JR大阪駅から徒歩約10分、地下鉄四つ橋線西梅田駅から徒歩約7分
関西国際空港(KIX)から車で約45分、大阪国際空港(ITM)から車で約20分
【チェックイン・チェックアウト時間】15:00 / 12:00
【公式Webサイト】https://www.fourseasons.com/jp/osaka/

【東京】ジャヌ東京|2024年3月に開業した「ジャヌ」ブランド世界初となるホテル

ジャヌ東京

東南アジアを中心に、欧米や中国などでリゾートホテルを展開するラグジュアリーホテルチェーンであるアマンリゾーツ。「アマン」の姉妹ブランドとして登場したのが「ジャヌ」ブランドです。「アマン」が、個を尊重し静謐(せいひつ)な雰囲気の隠れ家のような空間をコンセプトにしていることに対し、「ジャヌ」では、人と人とのつながりの中で生まれるエネルギッシュで躍動的な雰囲気を味わえる空間であることをコンセプトにしています。

「ジャヌ」ブランド世界初となるホテルであるジャヌ東京は、2024年3月13日に麻布台ヒルズにオープンしました。全122室の客室があり、その多くにプライベートバルコニーを設置しているため、都心のスカイラインや麻布台ヒルズ周辺の緑を眺望できます。都心にいながら開放感を満喫したい人に特におすすめです。

ジャヌ東京

【住所】東京都港区麻布台1-2-2
【電話番号】03-6731-2333
【アクセス】
成田国際空港から約1時間30分、東京国際空港から約30分
東京駅から約10分
【チェックイン・チェックアウト時間】15:00〜25:00 / 12:00
【公式Webサイト】https://www.janu.com/janu-tokyo/ja/

【京都】シャングリ・ラ京都二条城|2026年に二条城の北側にて開業予定

シャングリ・ラ ホテル&リゾーツは、1971年にシンガポールで開業したホテルグループです。アジアや中東の主要都市、中国の観光地、フィジーなどのリゾートを中心にホテルとリゾートを展開しています。

日本では2009年3月に「シャングリ・ラ東京」が開業しており、日本国内2軒目となる京都での開業を2026年に予定しています。京都のラグジュアリーホテルはこれまで、一大観光地の東山エリアと、中心部から少し離れた自然の多い嵐山や鷹峯といった場所に集まっていました。今回開業を予定しているのは二条城の北側となるため、周辺エリアの活性化に期待が高まっています。

シャングリ・ラ京都二条城

【公式Webサイト】https://sljapan-am.com/work/kyoto-nijojo/

【北海道】カッシーア・比羅夫ニセコ|ヒラフのスキー場からわずか数分の場所に2025年開業予定

カッシーア・比羅夫ニセコは、日本屈指のスキーリゾート・ニセコに、バンヤンツリー・ホールディングスが2025年に開業を予定しているリゾートです。バンヤンツリー・ホールディングスはシンガポールに拠点を置くホテルグループで、世界20ヶ国以上で70軒を超えるホテル&リゾートを展開しています。

ヒラフのスキー場からわずか数分の場所に位置しており、50室の客室や隣地に113室のコンドミニアムを分譲する予定です。日本人のスキー旅行客はもちろん、インバウンドの宿泊にも期待されています。

【東京】ザ・ハウス・コレクティブ|渋谷東急百貨店本店の跡地に2027年開業予定

香港に本部を置く国際企業グループであるスワイヤー・グループは、海運、空運、貿易、不動産など、アジアを中心にさまざまな事業を展開しています。そんなスワイヤー・グループが、渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクトの一環として開業の予定を発表しているのが、「ザ・ハウス・コレクティブ」です。

渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクトは、東急と東急百貨店、Lキャタルトン・リアル・エステートが、渋谷東急百貨店本店跡地で進めている開発プロジェクト。「渋谷の街に個性あふれるハウス」をコンセプトに、アートやファッション、デザイン、グルメなど、さまざまトピックのトークやイベントが体験できる場所になるとして注目されています。

ザ・ハウス・コレクティブ

【公式Webサイト】https://www.thehousecollective.com/en/new-house-in-tokyo_jp/

【福岡】エースホテル福岡|天神1丁目の複合施設に2027年開業予定

1999年にシアトルで誕生したエースホテルは、アメリカ・ニューヨークに本社を置くホテルチェーンです。人と人とをつなぎ、新たなコミュニティやカルチャーをつくり出すライフスタイルホテルの先駆けとして知られています。

エースホテルはこれまで、ニューヨークやシアトル、アテネ、ブルックリンをはじめ、世界的にホテルを展開しており、日本でも京都に開業していました。そして2027年には、日本に2軒目となるエースホテル福岡の開業を予定しています。天神1丁目に、地上21階+地下4階の規模で新たに建設される複合施設の高層部および低層部に、客室とホテルレセプションなどが入る予定とのことです。

エースホテル福岡

【住所】福岡県福岡市中央区天神1-326-1 ほか(地番)
【公式Webサイト】https://jp.acehotel.com/

【香川】マンダリン オリエンタル 瀬戸内 – 高松|2027年夏開業予定の瀬戸内エリアのホテル

マンダリン オリエンタル ホテル グループは、香港を拠点とする高級ホテルチェーンです。世界で数々の権威ある賞を受賞しており、日本ではこれまで東京にもホテルを展開していました。

そんなマンダリン オリエンタル ホテル グループが、日本にて2027年夏の開業を目指しているのが、マンダリン オリエンタル 瀬戸内 – 高松です。同社は瀬戸内エリアに高松のほか、2軒のホテルの開業を予定しています。ホテルでの滞在経験として、宿泊客が各施設間を移動できるクルーズサービスの導入も検討されており、今後の瀬戸内エリアの活性化に期待が高まります。

日本にある主な外資系ホテルの概要や開業予定情報などを紹介

続いて、日本にある主な外資系ホテルについて紹介します。これらのホテルは日本国内にも多く展開されており、多様なニーズに応えています。外資系ホテルの中でも特に人気の高いホテルに泊まってみたいという人は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

マリオット・インターナショナル|多様なブランドを展開する世界最大ホテルチェーン

マリオット・インターナショナルは、アメリカのメリーランド州ベセスダに拠点を置く世界最大のホテルチェーンです。世界で約140の国と地域に30以上のブランド、8,500を超えるホテル・リゾートを展開しています。

日本でも高級ブランドである「ザ・リッツ・カールトン」や「JWマリオット」、ビジネス向けの「コートヤード」など多様な有名ブランドがあります。今後も2025年に東京、2026年に京都、鳥取など、続々と日本での展開を予定しているので、旅行の際に選択肢に入る機会も増えそうです。

ヒルトン|100年以上の歴史がある老舗ホテルチェーン

ウォルドーフ・アストリア大阪

ヒルトンは、100年以上の歴史を持つ老舗ホテルチェーンです。世界各国に8,000軒以上ものホテルを展開し、日本でも1963年の初進出以来、全国の主要な都市や観光地でホテル運営を続けています。長い歴史があるのは、それだけ信頼され続けているということです。伝統と革新を兼ね備えた外資系ホテルをお探しなら、真っ先に選択肢に入るでしょう。

2025年4月に開業した「ウォルドーフ・アストリア大阪」に続き、2026年には東京にも開業予定のほか、「コンラッド名古屋」「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」「キャノピー by ヒルトン 沖縄宮古島リゾート」など、各地での展開を予定しています。

IHGホテルズ&リゾーツ|国内のあらゆるエリアに浸透するホテルチェーン

リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション

IHGホテルズ&リゾーツは、19のブランド、6,200軒以上のホテルを展開するホテルチェーンです。日本でも7ブランド、47軒のホテルを展開しています。日本国内で多くのエリアに展開しているのが特徴的で、ANAとの提携により国内ネットワークの充実度も高いことで人気です。

今後国内でも2025年に「インターコンチネンタル札幌」「リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション」、2026年に「インターコンチネンタル沖縄美らSUNリゾート」など、続々と国内展開を予定しています。

アコーホテルズ|SDGsなどの動きも活発なフランスのホテルチェーン

フェアモント東京

アコーホテルズは、フランスに拠点を置く世界的なホテルチェーンです。最高級のリゾート・ブランドからエコノミー型ホテルまで、世界110ヶ国以上でさまざまなブランドを有しています。SDGsへの取り組みやデジタル技術を活用したサービスなど、常に時代の先駆けとなる革新的な動きやサービスを見せているのが特徴的です。

アコーホテルズは、特にヨーロピアンスタイルのホスピタリティを求める旅行者に人気で、今後も2025年に「フェアモント東京」などの国内展開を目指しています。

ハイアット ホテル&リゾーツ|高級感あふれるデザインとサービスを提供

キャプション by Hyatt 兜町 東京

ハイアット ホテル&リゾーツは、アメリカに本拠地を置く世界有数のホスピタリティ企業で、70ヶ国以上、1,300軒以上のホテルやオールインクルーシブ施設を展開しています。特にラグジュアリーホテルとしての評価が高く、洗練されたデザインと質の高いサービスが人気の理由です。

今後国内では、2025年に「キャプション by Hyatt 兜町 東京」、2026年に「ハイアットセントリック札幌」などの開業を予定しています。

外資系ホテルを利用して日系ホテルとは一味違う雰囲気を

優雅さや洗練されたデザイン

日本での観光需要が加速化する中で、外資系ホテルの日本進出は年々増えており、今後も続々と日本での開業を控えています。外資系ホテルでは、日系のホテルとはまた一味違った優雅さや洗練されたデザイン、サービス提供を体験できる点が魅力。特にリゾートなどでホテルを利用される際は、ぜひ選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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AREC(アレク)

YouTubeでも活動しているクリエイティブ精神豊富なフリーライター。SEOライティング、取材ライティング、写真・動画撮影、動画編集等をメインに活動中。温泉ソムリエの資格を持っており、各地の温泉地や観光地、カフェ巡りが趣味です。フリーになる前は広告代理店にいたので、紙媒体の取り扱いにも慣れています。

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