知床遊覧船のような「観光ブラック企業」は、どのような特徴があるのか

2022年5月6日
出典：ITmedia ビジネスオンライン

コメント　10件

- chiyoda261
- 観光産業についていえば基本的に従業員の犠牲の上に成り立っているブラック企業化は日常と化していると考えます。それは有名企業のオリエンタルランド辺りの誰でも知ってる有名企業でも話題になっていますよね？
  ただ有名大手企業よりも中小零細の方がその度合いが高いことは間違いないと言えます。その原因は記事にある SNSの更新云々ではなく人手不足であると考えます。
  
  つまり１つの仕事を支える人員がどれだけいるのか？ということです。
  大手企業であれば人は多いので担当従業員に何かがあったとしても代わりの人員を補充することも可能でしょうし長時間労働になりそうな時は交代要員を用意することも可能でしょう。
  
  自分は以前に所有バス5台の小さなバス会社に勤務していました。当然ドライバーも5人しかしません。秋の旅行シーズンの終わり 12月初旬の乗務日に体調を崩して39℃の高熱を出したことがありました。会社に連絡したところ…
  「代わりのドライバーなんていないんだから乗ってもらわなきゃ困るよ。シーズン中で他社に出すことだってできないし…温泉に1日ゆっくり浸かって直せばいいじゃん」でした。
  そんなわけで高熱でぼーっとしながらハンドルを握って 1泊2日の行程を終わらせましたがこんな事は日常茶飯事です。
  これでも運転が丁寧で乗務員接客のいいバス会社として一般客はもちろんエージェントさんからもご愛顧をいただいておりました。もちろん貸切バスの運行について与えられる安全性能評価認定は満点の３つ星です。バスの扉付近に貼ってあるシールありますよね？あれです。
  安全性能評価認定なんて所詮はそんなものです。何の参考にもなりません。
  
  なぜ人員不足なのか？
  それは運賃が安いからです。
  
  なぜ運賃が安いのか？
  それは一般利用者がそれを求めているからです。
  消費者は1円でも安いツアーで高コスパなものを選ぼうとします。旅行会社はその求めを受けてバス会社に交渉し国が定めた運賃の下限ギリギリの運賃を要求しひどい会社の場合は一般的に10%とされている送客手数料のアップを要求します。
  その原価はどこから来るのでしょう？それは整備部品の交換頻度を伸ばしたり乗務員に負担を掛けたりと安全を切り売りするしかできないのです。
  
  国は言います「そんな安さを追求する仕事を受ける業者が悪い」と。
  でも完全に旅行会社と上下関係が構築されているなかで逆らえるはずなどないんです。
  国はそんな場合に通報窓口を用意しています…誰がそんなのを使うんですか？値段を安くしてほしいと交渉する会社に次の仕事が舞い込んでくるんですか？
  
  国は事故が起きると現場の責任にします。
  でも実はこの実態は把握しています。把握しているけど見て見ぬふりをしています。百歩譲ってこれだけの業界の慣習に気が付いていないのであれば管轄行政庁として存在する必要性すらありません。
  
  でも結果は「そんな仕事を受ける業者が悪い…」となります。
  今回の知床遊覧船の事故も発生してから後付けで様々な理由が噂されますが根本を解決しないので次から次へと同様の大事故が発生し後付けで理由が付されて記憶から風化していくのです。
- 2022/5/9 10
- T-N
- ホームページやSNSを定期的に更新していないから、ブラックな観光業者と判断してしまうことはいかがなものだろうか。
  更新していなくても安全性が高い観光業者もあるわけで、大切なのは厳しい基準を設けて、自制することではないだろうか。
- 2022/5/8 4
- asan
- 仮にホームページを積極的に更新している会社が事故を起こしたなら、発信ばかりしている会社は逆に現場の安全性は疎かにしているとか言われていたでしょうし、後付かと。
  それより地区の観光協会レベルで波の高さが何m、風速何mみたいな催行基準を保守的に設定した方がよいかと思います。
- 2022/5/7 4
- yatchan
- 観光業は慢性的にブラック化しています。
  巷でよく見かける「50％オフ！」というCMもそうですが、その原資はどこが負担しているの？こういった点は一般消費者は考えず、単純に「コスパがいいから」そのサイトを通じて予約決済をしてしまいます。当然のことながらヘアサロンにも設備投資も人件費も莫大な費用がかかっているはずですが、50％オフ「された・せざるを得なかった」事業者の痛み・心の叫びなど、このCMからは伝わらない。売れればいいやろ、というのではサービス業全体がブラック化の一途をたどることでしょう。そのCMが大手広告代理店、それも最大手OTAが流しているという事実。少し論点がそれてしまいましたが、要するに観光という旅行者の記憶にしか残らない事象への対価があまりにも軽視されているのではないでしょうか。もちろん事故を起こした知床遊覧船を庇うつもりは毛頭ありませんが、もっと根本からこの問題を考える必要があるのではないでしょうか。霞が関のビルで働いておられる関係省庁の皆さんには、こういった現場の現状を黙認してきた責任があると、もっと自戒していただきたいと思います。
- 2022/5/9 3
- mtak
- あとから見れば「あれもこれもおかしかった」ということになるのかと思いますが、一見の観光客だとしたら「せっかく来たのだから乗ってみたい」と思うのが普通で、まさかその運航の裏に危険が潜んでいる、などとは思いもしないのではないでしょうか。
  
  同じ遊覧船を運航する他社からはこの知床遊覧船の姿勢や方針を兼ねてから疑問視される向きもあったようで、早期に対処できていれば防げた事故ではないか、と考えると本当にいたたまれません。
- 2022/5/7 3

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- 4月27日
- #行政
- #国内旅行ニュース―トラベルニュース社提供
- #交通・運輸
出典：トラベルニュース社

遊覧船事故受け、旅行業団体に安全確保徹底を要請　観光庁

5 コメント
- 4月26日
- #旅行会社
- #国内
出典：朝日新聞デジタル

知床ツアー、キャンセルや運航自粛　大型連休前に旅行会社が対応

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