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金沢から新たな北陸観光のスタイルを切り開くー高田産業グループ

ホテルを観光のプラットフォームに
3世代の家族旅行に選ばれる宿を目指して

-今後新たに取り組んでいきたいと考えている事業はありますか。

恒平 私が金沢に帰郷して感じたのは、良い素材が本当にたくさんあるということです。ですが、移動にハードルがあるため多くのスポットに足を運ぶことは難しく、どうしても行きたいところだけを選んで訪れる旅行者が多い状況です。その溝を旅行会社が埋めることができれば、より金沢を魅力的に感じていただけると思っています。

 当社はフットワークの軽さが強みなので、様々な観光事業者と関係を繋ぎ、販路を広げていくという取り組みはできるのではないかと考えています。例えば、我々は金沢彩の庭ホテル発でハイアットセントリック金沢に周遊バスを回してランチを食べに行くようなプランも販売しています。ホテルが他のホテルを紹介して誘導するなんて従来ではあり得ないですが、自分たちの強みを活かしてお客様のメリットになるのであれば良いと思っています。また、地元のブライダル事業者と組んで、貸し切りバスで各所を巡りウェディング写真を取るようなプランも作りました。

 甘いと言われるかもしれませんが、まずは金沢の魅力を広く伝えることで多くの人に訪れていただき、金沢全体が潤ったときに、最終的にこのホテルにお越しいただければと思います​。

-読者へメッセージをお願いいたします。

直人 今は既存のパッケージを販売していますが、将来的には金沢はもちろん能登、富山まで、オーダーメイドで現地の移動を全てサポートできるような体制を整えていきます。新しい金沢を体験したいというお客様がいらっしゃれば是非ご相談ください。

恒平 私たちは家族に優しいホテルを目指しています。特に、数百万人いる団塊の世代を含む3世代の家族旅行で利用していただき、お孫さんが「楽しかった! おじいちゃん、すごいね」と改めて尊敬を感じられるような体験を提供できればと思っています。様々な事業者さんと連携しながらまずはエリア内で協力していく、そうした土壌づくりにこのホテルを通じて取り組んでいきたいと考えています。

-ありがとうございました。