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令和トラベル、宿泊施設向け「NEWT AI」提供 チャット・電話・メールを一元化、AI接客をBtoBで拡大

  • 2026年9月28日
NEWT AI

 令和トラベルは、宿泊施設などホスピタリティ事業者向けのAI接客ソリューション「NEWT AI」の提供を開始した。これまで展開してきたAIチャット「NEWT Chat」に、電話対応を担う「NEWT Voice」と、予約関連メールへの対応を支援する「NEWT Mail」を加え、チャット、電話、メールの3チャネルを同一基盤で扱う。旅行予約アプリ「NEWT」を展開する同社が、宿泊事業者向けのBtoB支援を広げる動きとなる。

 NEWT Chatは、宿泊施設のウェブサイトやLINEに設置し、問い合わせに24時間365日、自動で対応するサービス。公式サイトなどの情報をAIに読み込ませてナレッジを構築する仕組みで、40言語以上に対応する。すでに2026年5月にはhotel MONdayグループの全4ブランド・30施設以上、7月には「ナインアワーズ」全14施設への一括導入が発表されている。

 今回、電話とメールまで対象を広げる。NEWT VoiceではAIが電話の一次応対を担い、問い合わせ内容に応じて有人対応への転送や要件の記録・通知を行う。令和トラベルは、OpenAIが9月10日にAPI提供を開始したリアルタイム音声モデル「GPT-Live-1」への対応も予定する。GPT-Live-1は、音声を聞きながら同時に発話できるフルデュプレックス型の音声モデルで、会話途中の割り込みにも対応する。

 同社のサービスサイトによると、NEWT Voiceは現在ベータ提供中で、初期費用は無料、月額料金は税別6980円。AIが対応を完了した通話に対する従量料金を組み合わせる料金体系としている。有人転送した通話については、1回の通話につき2分まで課金対象外としている。

 一方、NEWT Mailは、施設に届く予約関連メールをAIが読み取り、内容の分類から返信文案の作成までを行う。現時点では提供開始前で、詳細は今後公表する予定だ。

 同社が今回打ち出すのは、単独の自動応答ツールではなく、複数の顧客接点から得られる問い合わせ履歴を共通のナレッジとして蓄積する仕組みだ。ChatとVoiceでは施設情報やFAQを共有し、一カ所で情報を更新すると双方の応答に反映できるとしている。蓄積した問い合わせデータを、応対品質の改善だけでなく、商品・プラン設計やサービス改善に利用することも想定する。

 令和トラベルは2026年の年頭所感で「AIファースト」を掲げ、自社開発のNEWT Chatなどを通じて旅行業界のDXを進める方針を示していた。