ドバイ、2025年の国際宿泊者数が過去最多1959万人に 受入基盤強化も

 ドバイ経済観光庁は、2025年にドバイを訪れた海外からの宿泊旅行者数が前年比5%増の1959万人となり、過去最多を更新したと発表した。3年連続の最高記録更新で、12月には単月として初めて200万人を突破するなど、堅調な成長を示した。

 戦略的パートナーシップの強化やグローバルキャンペーン、大型イベントの展開が寄与した結果であり、3000以上の国際的パートナーと連携した通年型マーケット戦略が奏功したかたち。

 地域別では、西欧が410万人で最大市場となり、全体の21%を占めた。その他、GCCおよびMENAが計26%、CIS諸国と南アジアはいずれも289万人で15%、日本を含む北東・東南アジアは185万人で9%だった。

 受入基盤も拡充している。2025年末時点の市内ホテル数は827軒、客室数は15万4264室に達し、主要世界都市と比肩する規模となった。平均客室稼働率は80.7%と前年から上昇し、延べ宿泊数は4485万泊、ADR(平均客室単価)は579ディルハム、RevPAR(販売可能客室売上高)は467ディルハムといずれも前年を上回った。高需要と単価上昇が両立する堅調なマーケット環境が続いている。

 加えて、投資家向けホテル・インセンティブ・プログラムの導入や、都市全体での非接触型ワンタイム・チェックインシステムの発表など、将来需要を見据えた施策も進む。アクセシブル・トラベルやサステナビリティ、安全性分野での国際的評価も高く、女性一人旅や多様な旅行者層への訴求力を強めている。

 今後は経済アジェンダ「D33」に基づき、アル・マクトゥーム国際空港の拡張やドバイ・メトロ・ブルーライン建設など大型インフラ整備を推進する方針だ。