itt TOKYO2024

トップインタビュー:JATA会長 菊間潤吾氏(後)

安易なものづくりからの脱却へ
知識や商品力の向上に取り組む

-業界全体での価値の向上が実現しても、質の高い商品として再びコモディティ化してしまう可能性はないでしょうか 菊間 価値創造にも色々な深掘りの仕方がある。会員各社としても、それらを追求していかないと時代にマッチングしないという意識が出てくるだろうし、「ここまでは他社も到達して横並びになってしまう、その時に自分たちはどうするべきか」という考え方が出てくるのは当然だと思う。商品造成に対して、旅行業界ほど投資していない産業はないのではと私は感じている。他産業では、色々な新商品を開発するのに各社ともにもの...