JTB、11月の総取扱額は2.4%減、海外は教育団体が増加

  • 2020年1月27日

 JTBグループ11社(※)の昨年11月の総取扱額は、前年比2.4%減の1482億9100万円となった。海外旅行は3.2%減の491億800万円、国内旅行は3.7%減の896億1500万円とともに減少したものの、訪日旅行などの国際旅行は17.4%増の95億6900万円となった。海外は前月のプラスからマイナスに転じ、国内は2ヶ月連続のマイナス。国際は6ヶ月連続で増加した。

 海外旅行のうち団体旅行は3.8%減で、般団体は5.0%減だった一方、教育団体は5.4%増となった。企画商品は0.4%減で、このうちルックJTB・JTBお買得旅は0.4%減、メディア企画商品は1.9%減。海外旅行全体の取扱人数は6.8%減で、11月の出国者数に占めるJTBグループのシェアは0.8ポイント減の15.3%だった。

方面別ではグアム・サイパンが15.1%増、ハワイが10.2%増、シンガポールが9.9%増と好調。ルックJTB・JTBお買得旅の取扱人数は1.9%減で、方面別の上位は34.0%増のハワイ、14.4%増の中国、10.6%増のミクロネシアなどとなった。

 国内旅行のうち団体旅行は4.3%増で、一般団体は7.9%増だったのに対し、教育団体は1.2%減。企画商品は9.8%減で、このうちエースJTBは8.9%減。エースJTBの取扱人数は11.7%減で、全方面が減少した。