日本旅行、富裕層ターゲットに専門デスク-新宿と大阪、完全予約制

  • 2019年8月7日

 日本旅行はこのほど、新宿支店とTiS大阪支店に「コンシェルジュ・デスク」を開設した。富裕層の需要獲得が目的で、同時に店舗の役割を見直すなかでコンサルティング重視へ舵を切る一環として決断した。完全予約制とし、海外のオーダーメイド旅行やビジネスクラス利用の海外旅行、ラグジュアリーホテルの滞在、専用車や専用ガイドの手配などの相談に乗り、旅行後のフォローも担う。

 接客にあたるスタッフは、2015年に新設した社内資格「コンシェルジュ・スタッフ」の保有者のほか、クルーズコンサルタントや海外航空券のスペシャリストなどを用意し、予約受付の段階で事前にアサインする。TiS大阪支店ではコンシェルジュ・デスク専用のブースを設けたほか、スタッフは特別仕様の制服と名札を着用。また、両店舗とも相談中には飲み物もサービスする。また、電話やメールでの非対面の相談や予約の申し込みも受け付ける。

 なお、日本旅行では、昨年11月1日付で団体旅行を除く海外旅行事業をフレックスインターナショナルツアーズに移管しており、その目的のひとつとして富裕層市場など「新規領域の事業化」を掲げていたが、今回のコンシェルジュ・デスク設置はこの一環ではないという。

※訂正案内(編集部 2019年8月8日10時56分)
訂正箇所:第2段落第2文
誤:コンシェルジュ・デスク専用のブースを設けたほか、スタッフは特別仕様の制服と名札を着用し、相談中には飲み物もサービスする。

正:TiS大阪支店ではコンシェルジュ・デスク専用のブースを設けたほか、スタッフは特別仕様の制服と名札を着用。また、両店舗とも相談中には飲み物もサービスする。
お詫びして訂正いたします