JTBが「未来のお店」 トラベルゲート新宿店、リモート接客で混雑緩和

  • 2019年5月13日

 JTBは5月7日、直接対面ではなくリモート接客を行うコーナーを東京・トラベルゲート新宿店内にオープンした。モニターに映るスタッフが応対するもので、昨年6月に茨城県いわき市に開設した店舗に次いで2店目。JTBでは「デジタルテクノロジーとヒューマンタッチを融合した『未来のお店のカタチ』」としている。

 新設したのは、トラベルゲート新宿店の「マイトラベル・リモートボックス新宿」。通常カウンター受付の待ち時間を解消する目的で設けた。大型の電話ボックスのような空間に2つのモニターが置かれ、離れた場所にいるオペレーターと旅行相談ができる。一方のモニターにはオペレーターが、もうひとつのモニターにはパンフレットなど旅行関連情報が映し出され、遠隔での接客でありながらリアル店舗と同等な接客を受けられる。

 先行して開設したいわき市の店舗では、すでに1千人以上が利用。首都圏の他店舗では、カウンタータイプのリモート接客も展開している。

 JTBでは、富裕層を対象にした豪華な店舗をはじめリアル店舗の「価値創造を目指した」(同社)多様な店舗づくりを推進している。最近では、旅行相談を有料化した店舗も話題になった。


情報提供:トラベルニュース社