ワンワールドが新たな加盟制度、第1号はフィジー・エア

  • 2018年6月5日

 航空連合のワンワールドはこのほど、新たな加盟制度「ワンワールド・コネクト」を発表した。約20年前の設立以来、初めて設けられた同アライアンスへの加盟に関する新たな枠組みで、既存の加盟会社が3社以上スポンサーとなって支援し、あわせてIATA(国際航空運送協会)の安全認証である「IOSA」を取得することが条件。この新たな枠組みにより、加盟会社の系列会社などではない、比較的小規模な航空会社などもワンワールドへの参加が可能となる。

 最初のワンワールド・コネクト・パートナーとして加盟したのはフィジー・エアウェイズ(FJ)で、ワンワールド創設メンバーのアメリカン航空(AA)とブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、キャセイパシフィック航空(CX)、カンタス航空(QF)の4社すべてが支援。FJはすでに、AA・CX・QFとコードシェアやマイレージプログラム連携を実施中。BAとは協力する分野について協議を進めている。

FJ加盟決定後の記念撮影(提供:ワンワールド)  ワンワールド・コネクト・パートナーの上級クラスの利用者は、ワンワールド加盟会社が運営する空港ラウンジを使用できるなど、各種の特典や優先サービスを受けることが可能。また、加盟各社との間でマイレージポイントの相互利用などが可能になる。

 フィジー・エアウェイズ(FJ)は7月3日に週3便の成田/ナンディ線を開設する予定。2009年3月まで運航していたもので、9年4ヶ月ぶりの再開となる。