JTB、瀬戸内海の無人島貸切サービスをサポート、1日1組限定

  • 2018年2月21日

くじら島  JTBは、岡山県玉野市で不動産賃貸業などを展開する宇野港土地が4月28日から開始する、瀬戸内海の無人島「くじら島」を1日1組限定で貸し切るサービスを支援する。静岡県で1日1組限定のプライベートキャンプ場などを展開するVILLAGEと連携して、コンサルティングなどの各種サポートを実施。JTBとVILLAGEはこれまでに「村づくり」をコンセプトとして、全国の遊休資産の利活用支援に取り組んでおり、その第1弾として昨年6月に宇野港土地の無人島活用プロジェクトの支援を開始していた。

 くじら島は宇野港から船で30分ほどの沖合に浮かぶ、周囲約2キロメートルの無人島で、面積は約3万6000坪。島内には温水シャワーやウォシュレット付き水洗トイレを設置したキャンプ場があり、釣りやカヌー、スタンドアップパドルボードなどのアクティビティを楽しめる。宿泊は80名まで可能で、日帰りのイベントでは約150人が参加できる。

 貸切料金は、宇野港/くじら島間の送迎、施設利用料、テントや調理器具のレンタル、キャンプ用の消耗品などすべて込みで、日帰りプランが大人1名あたり税別1万円、宿泊プランが大人1名1泊2万円。日帰りプランにはカヤックなどのレンタル料も含む。

 なお、JTBは今年1月に玉野市と「日本版CCRC(Continuing Care Retirement Community)」事業で協力することを発表。都市部の高齢者が元気なうちに地方に移り住み、地域住民と交流しながら健康な生活を送り、必要に応じて医療や介護を受けられる地域づくりをめざす取り組みで、JTBと宇野港土地は共同で一般社団法人の玉野コミュニティ・デザインを設立している。