ANA、新プロモでWiFi無料化アピール、コンテンツでJALと勝負

  • 2018年2月19日

発表会での記念撮影  全日空(NH)は2月19日、国際・国内線の機内サービスの魅力をアピールする新たなプロモーション「FEEL THE NEW SKY」の発表会を開催した。4月1日から無料化する国内線の機内WiFiサービスなどをアピールするもので、同社代表取締役社長の平子裕志氏は「地上と同じく、快適でストレスフリーな時間を過ごせる新しい空の旅を提供したい」と語るとともに、「今後は国内線・国際線のサービスにさらなる磨きをかける」と意気込みを述べた。

平子氏  国内線の機内WiFiサービスについては、昨年6月に日本航空(JL)が先行して無料化しており、NHは後発ながら無料化とともにコンテンツの強化などで巻き返しをはかる構え。プロモーションの終了時期は未定としている。

 4月1日から機内WiFiサービスを無料化するのは同サービスを導入済みのA321型機の全機と、B737-300型機、B767型機、B777型機、B787型機の一部。18年度末までに約100機でサービスを提供する。本誌の取材に応えたNH広報部は「WiFiサービスの無料化に加えて、機内コンテンツなどで付加価値を提供し、JLと差別化をはかりたい」と意気込みを示した。特に機内で地上波のテレビ番組をリアルタイムで放送する「ANA SKY LIVE TV」は差別化につながるという。

「ANA Flight Path」の航空図(イメージ)  4月からは加えて、レストラン検索・予約サイト「食べログ」を運営するカカクコム、地図情報会社のゼンリンに2社と協力して提供する、機内WiFi限定の新たな地図コンテンツ「ANA Flight Path」を提供。地図上に「食べログ百名店」「食べログアワード」に選ばれた飲食店と、ゼンリンが提供する国内の「絶景100選」の情報を提供する。航路図は乗客が自由に動かしたり拡大することが可能。そのほか、コックピットや機窓からのイメージ映像も映し出す。

発表会には綾瀬さんと吉沢さんが登場  「FEEL THE NEW SKY」のイメージキャラクターには、人気女優の綾瀬はるかさんを起用。綾瀬さんはNHの機内サービスの魅力を伝える「コミュニケーション・アテンダント(CA)」として交通広告や新聞・雑誌広告、ソーシャルメディアでのデジタル広告もなどに登場する。そのほか綾瀬さんがライター、俳優の吉沢亮さんは商社マンを演じるテレビCMも放映を開始。ビジネスマンに加えて、ミレニアル世代や女性のレジャー客などの取り込みもめざす。

 そのほか、機内サービスについては全席にシートモニターを装着したA321neo型機の導入も引き続き進める。なお、国際線のWiFiサービスの無料化は、乗客が機内で過ごす時間が格段に長く、コストがかかることなどから「検討はしているが現在は予定していない」という。