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ハワイアン航空、日本全便に最新機材、JAL提携で見込む効果は?[PR]

日本は「最重要市場」、高需要に新プロダクトで応える
上席副社長テオ・パナジオトゥリアス氏が語る市場戦略

-来年2月に新千歳/ホノルル線に新機材A330-200を導入します。その背景と意図をお聞かせください

HAのエクストラ・コンフォート。シートピッチが通常よりも約13センチメートル広いほか、優先搭乗やアメニティキットなども利用可能

パナジオトゥリアス いくつか理由がある。まずは機材更新計画の一貫。ボーイング767の退役を進めているからだ。また、週3便ながら新千歳線の需要は高いので、当初の予定よりも早く、大型のA330を導入することを決めた。2017年の新千歳線の需要は前年比で25%成長しており、この傾向は今後も続いていくと予測しているのも理由のひとつだ。これにより、ハワイアン航空の成田/ホノルル線、関西/ホノルル線、羽田/ホノルル線、羽田/コナ線を含め、すべての日本路線がA330で運航されることになる。


-A330の特長と強みをお聞かせください

パナジオトゥリアス まずビジネスクラスは長さ193cm、幅52cmのフルフラットシートを装備している。ビジネスクラスキャビンの背後には、消灯した際に星空をイメージした配色にすることで、自然光のような明るさでリラックスできる空間を創り出している。また、窓側を含めすべての座席が通路に直接アクセスできるように配置されている。私自身も日本に来るときは、このビジネスクラスを利用するが、非常に快適でプラベート空間を過ごすことができると自信を持っていえる。

180度水平になるフルフラットシートを搭載したプレミアムキャビン

 多くのエアラインがフルフラットを導入しているが、他社はビジネストラベラーを対象にしているのに対し、ハワイアン航空はプレミアムレジャートラベラーをターゲットにプロダクトをデザインしている。つまり、他社との違いは、乗っていただいた瞬間からハワイを感じていただけるところだろう。

 A330を導入することで、新千歳線でははじめてエクストラ・コンフォート(プレミアムエコノミー)クラスを提供することになる。配列は2-4-2で、ビジネスクラス同様にエクストラ・コンフォートもハワイ旅行で多いカップルやファミリーにも最適な配置になっている。座席ピッチも従来機に比べ16%広くなっている。さらに、エコノミークラスを含め、機内エンターテイメントにも力を入れている。