メキシコ、今年はファーストタイマー拡大-米の動向は楽観

  • 2017年3月22日

エギアルテ氏  メキシコ観光局駐日代表のギジェルモ・エギアルテ氏はこのほど本誌の取材に応じ、2月の全日空(NH)の成田/メキシコシティ線開設、3月のアエロメヒコ航空(AM)の同路線デイリー化を受けて「今年はファーストタイマーを拡大する年」と強調した。特にNHの就航については「AMの路線開設時にはメキシコ人にとって日本が心理的に近くなったが、今回は日本人の番」と説明。自動車産業を中心に好調に伸びている業務渡航者に加えて、観光客については旅行商品などの価格低下を追い風に、家族客や地方在住者、FITなど伸びしろの大きいセグメントの取り込みに意欲を示した。

 プロモーション方策としては、引き続きメディアや旅行会社向けのセミナーなどを開催するほか、ファムツアーも積極的に実施する考え。商品造成担当者などに限らず「カウンターの接客担当者などにもメキシコを知ってもらいたい」との考えで、「1度でも体験していただければ、メキシコが魅力にあふれた国であることは伝わる。現地での体験を各社内で共有していただければ、メキシコは大いに売りやすくなる」と自信を見せた。

 2017年の日本人旅行者数の目標については、16年の空路による入国者数が12.0%増の13万2976万人に上り、12年からの2桁増を継続したことについて述べた上で「今年も伸び率を維持できれば15万人はたやすい」と明言。さらなる目標として「17万人から18万人をめざしたい」と意欲を見せた。なお、陸路や海路での入国を含めた場合、日本人旅行者の総数は2万人から3万人程度多くなる見込み。

 そのほか、日本旅行業協会(JATA)が2月に立ち上げ、自身も他の2氏とともに副会長を務める「アウトバウンド促進協議会」については、設立総会で掲げた20年の出国者数2000万人の目標について「関係者全員が力をあわせれば達成できる」と主張。今後大きな影響を受ける可能性がある米国の新政権の動きについては、影響を懸念しつつも「就任前は不安も大きかったが、現時点では日本人の観光や業務渡航に大きな影響はない。今はそれほど不安はない」と語った。

※インタビューの詳細は後日掲載