ペルー、大雨に伴う影響

  • 2017年2月2日

 例年、南米では12月~3月が雨期にあたります。

 ペルーも現在雨期に入っておりますが、今年は特に降水量が多く、各地で被害が発生しております。

 ペルー気象庁の発表によりますと、現地時間2017年2月02日(木)~06日(月)の期間、アンデスの市町村を中心に「危険情報レベル3」を設定し、市民に注意を呼びかけております。

〔該当地域〕
 ANCASH、APURIMAC、AREQUIPA、AYACUCHO、CAJAMARCA、HUANCAVELICA、
 HUANUCO、ICA、JUNIN、LA LIBERTAD、LIMA、PASCO
またペルー防災センター(INDECI)の情報によると、降水量の多いアンデス以外でも、アンデスの川の水位上昇の影響を受け、海岸線のリマやイカ、ナスカでも河川の氾濫が発生しており、一部で被害が報告されております。

■ 被害状況
特に大きな被害が発生しているのは、アレキパ州、ピウラ州、ワヌコ州となります。

 土砂崩れによる死者は14人、床下浸水が発生、また多数の道路で冠水が発生した影響により交通に支障が出ております。

 直接被害の無い場所でも、土砂によって浄水施設の機能が低下し、断水が発生しております。

 また影響は水力発電所にも及び、現在一部地域で停電が発生しております。

■ 観光への影響
現在のところ、リマ、クスコ、フリアカなどの主要な空港に影響はありません。

 観光地であるリマ歴史地区、ミラフローレス地区、クスコ市街、ウルバンバ村、マチュピチュ、プーノ、ピスコ・パラカスなどでは大きな被害は発生しておらず、通常通り観光が行われております。

 ただし、リマ郊外やクスコ郊外などの河川周辺地域では、川の氾濫の影響により道路が浸水する様子などが報じられております。

 なお、クスコ、マチュピチュの最新の天気予報では、曇り、時々雨となっています。

 該当地域にご滞在中の方、また近日中に訪問予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。

 
★「ペルー気象庁」発表、大雨情報
http://www.senamhi.gob.pe/?p=0140&tip_alert=022


情報提供:株式会社ラティーノ日本海外ツアーオペレーター協会