「パークハイアット京都」が19年開業へ-料亭改築、70室予定

  • 2016年11月1日

「パークハイアット」ロゴ ハイアットホテルズアンドリゾーツは2019年、京都に「パークハイアット京都」を開業する計画だ。京都市東山区にある料亭「京大和」の敷地内にホテルを建設する方針で、京大和と竹中工務店と計画に合意した。

 京大和は清水寺から北に600メートルほどの距離にあり、敷地内には幕末に尊王攘夷派が会議をした「翠紅館」の建物などが残る。竹中工務店がこの敷地を借りて地下4階、地上2階のホテルを建設して所有し、ハイアットグループが運営を受託するかたちを取る。

 パークハイアットはハイアットホテルズにとっての最上位ブランドであり、現在では世界各地に38軒を運営。日本では現在新宿に1軒のみだが、2019年には昨年発表済みのニセコと今回の京都を含めた3軒の展開となる。

 京都での建築計画の詳細は未定だが、客室数は70室程度の予定だ。開業後も料亭としての営業も継続する。ホテルのインテリア設計はアンダーズ東京などにも関わったトニー・チー氏の事務所が担当という。

 なお、京都では2014年に「ザ・リッツ・カールトン京都」、2015年にスターウッドホテル&リゾートの「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」が開業し、そして2016年内に「フォーシーズンズホテル京都」も営業を開始する予定であるなど、外資系高級ホテルの進出が続いている。