旅行者物価指数、最高値はニューヨーク、2位に東京

  • 2016年7月21日

 トリップアドバイザーはこのほど、人気の高い20の観光都市における旅行者の滞在費を比較調査した「旅行者物価指数(トリップインデックス)2016」を発表した。旅行者2名が3泊する際に使う一般的な費用を比べたもの。最も出費が少なかったのはベトナムのハノイで5万810円。最も多かったのは米国のニューヨークで18万8790円だった。

 費用の計算にあたっては、ホテル料金は4ツ星クラス3泊分とし、3ヶ所の観光名所への訪問、3回分の昼食代と夕食代、夕食を取るレストランとホテルの間のタクシー料金の平均値を合計した。

 旅行者物価の安い上位10都市のうち4都市は東南アジアからのランクインで、ハノイは3年連続の1位となった。また、ヨーロッパからもモスクワやマドリッド、ベルリン、ウィーンなどが選ばれた。

旅行者物価の安い都市トップ10。括弧内は昨年の順位で青色は同項目の最安値
(画像提供:トリップアドバイザー)

 一方、旅行者物価の高い都市では、東京が2位にランクイン。食費やタクシー料金は20都市のなかで最も高かったものの、観光施設の入場料は他国と比べて安いことが分かった。

旅行者物価の高い都市トップ10。括弧内は昨年の順位。 青色は同項目の最安値で、 オレンジ色は最高値
(画像提供:トリップアドバイザー)