成田、2月の国際線方面別旅客は台湾が3割増、香港も2割増

  • 2016年3月29日

 成田国際空港(NAA)によると、2016年2月の国際線の方面別旅客数は太平洋、オセアニア、中東を含むアジア、台湾、香港、韓国が前年を上回った。最も伸び率が高かったのは台湾で34.5%増の13万5400人。NAAによるとバニラエア(JW)やジェットスター・ジャパンなど、LCCを中心に台湾線の増便が相次いだことが影響した。次いで香港が19.4%増の9万600人、中東を含むアジアが13.8%増の29万8300人、韓国が7.0%増の10万3500人、オセアニアが6.7%増の6万2200人、太平洋が5.8%増の29万3100人となった。

 前年を下回ったのは欧州、グアム、中国の3方面。最も減少幅が大きかったのは欧州で8.1%減の8万9400人だった。NAAによると昨年11月のパリでの同時多発テロ事件を受けて、1月12日から3月15日まで日本航空(JL)がパリ線を運休したほか、15年の冬ダイヤにおいてターキッシュエアラインズ(TK)やルフトハンザ・ドイツ航空(LH)が減便したことが影響したという。