エア・カナダ、関空線好調、来夏も運航-旅行会社の表彰実施

  • 2015年8月20日

AC日本支社長のワイス貴代氏  エア・カナダ(AC)は先ごろ、都内で旅行会社を招き「サマーナイト2015」を開催した。冒頭で登壇したAC日本支社長のワイス貴代氏は、今年5月にエア・カナダ・ルージュが関空/バンクーバー線に就航したことを述べ、「アジア太平洋地域において、日本が初めての就航地であることをとても誇りに思う。旅行会社の皆様に協力いただき、大切に育んでいきたい」と語った。

 AC旅客営業部次長の阪井裕司氏によると、関空/バンクーバー線のロードファクターは平均で約80%。7月と8月は90%を超え好調だという。同路線は、15年冬は運休するが、16年夏は週5便で運航することが決定。6月2日から10月29日まで運航する。

 関空発は月、水、金、土、日曜日、バンクーバー発は火、木、金、土、日曜日に運航する予定。阪井氏によると、関西では教育旅行の需要が高く、週末に出発できるように曜日を変更した。今後は「繁忙期で結果を出し、最終的には通年運航をめざしたい」考えだ。

「ベストパフォーマンス賞」を受賞した阪急交通社  また、イベントでは、14年度にACの売上の貢献度が高かった旅行会社に贈る「アワードオブエクセレンス」の授賞式を実施。3つの賞で選ばれた旅行会社5社を発表した。14年度の総売上高、下期売上高、前年比伸び率、AC便の販売シェア、ビジネスクラスの販売シェアの総合点が最も高かった会社を表彰する「ベストパフォーマンス賞」は、阪急交通社が受賞。売上高の増加率の1位に贈られる「ベストグロース賞」は、レジャー部門では前年比70%増のJTB西日本、コーポレート部門では400%増のコベルコビジネスサポートが受賞した。

 そのほか、ACのプロモーションに貢献した旅行会社が受賞する「ベストプロモーション賞」には、HISとJTBメディアリテーリングの2社が選ばれた。ACによると、HISについては都内を中心とした交通広告やテレビCMなどのプロモーション活動を評価。JTBメディアリテーリングについては、新聞広告や月刊誌の特集などを活用し取扱人数が161%増と伸びたことを評価したという。

 なお、関空線の16年のスケジュールは以下の通り。

▽関空/バンクーバー線運航スケジュール(16年6月2日~10月29日)
AC1952便 KIX16時25分発/YVR 10時00分着※翌日(月、水、金、土、日)
AC1951便 YVR12時05分発/KIX 14時55分着※翌日(火、木、金、土、日)