台湾LCCのVエアー、15年冬ダイヤで日本就航へ-GSA指名も

  • 2015年6月28日

エアバスA321型機  トランスアジア航空(GE)傘下のLCCである台湾のVエアー(ZV)は、2015年の冬ダイヤで、日本への定期便の就航をめざす。このほど、日本地区総代理店にステラジャパンを指名した。

 ZVは2013年11月に設立。現在台北/バンコク、チェンマイ、マカオに定期便を運航している。ステラジャパンによると、日本線は関空、中部、福岡線の定期便就航を計画しているところで、国土交通省には6月中に申請したい考え。台湾の人々から人気が高いことや、GEや他社との競合路線を考慮し、就航地を決定したという。

 また、首都圏への就航も検討中で、茨城への乗り入れも予定。茨城については、9月のシルバーウィーク中に茨城/台北間で1本チャーターを計画している。

公式キャラクターのV bear。プロモーションなどで積極的に活用している  日本地区総支配人の舟串暢常氏によると、乗客の8割から9割は台湾発の訪日客となる見込み。ただ、日本発は2割から3割をめざしたい考えで、日本の旅行会社経由での販売も計画中だ。将来的にはGDSにも加盟する予定だという。また、公式サイトの日本語化もおこない、直販も実施する予定だ。

 運航機材はエアバスA321型機で全席エコノミークラスの194席。日本線では日本語版の機内販売メニューも用意する。