エールフランス、新ファーストクラス公開、羽田夜便に導入

  • 2015年3月1日

AFの「ラ・プルミエール」  エールフランス航空(AF)は2月27日、5月から羽田/パリ線の深夜便に順次導入する予定の新たなファーストクラス座席「ラ・プルミエール」をマスコミ向けに公開した。AFによれば、ファーストクラスの大幅な刷新は約10年ぶり。「ラ・プルミエール」は既にシンガポール線、ニューヨーク線、ドバイ線で使用を開始しており、羽田線は4路線目となる。使用機材はボーイングB777-300ER型機で、4席を設ける。

AFファーストクラス販売担当副社長のジェラール・プチ氏  AFのファーストクラス販売担当副社長を務めるジェラール・プチ氏によれば、想定する利用者は、フランスのホテル格付け制度で最高位の「パラス」に宿泊するような最富裕層など。今回のリニューアルにあたり最も注力したポイントとしては、「プライべートな空間作り」を挙げ、可動式のパーテーションとカーテンの組み合わせによって、プライバシーを守る度合いを自由に調節できるようにしたことをアピールした。

AF日本支社コマーシャルディレクターのジャン-ウッド・ドゥ・ラ・ブルテッシュ氏  座席は完全フルフラットシートで、ベッドの長さは2.01メートル。広いテーブルと座席風のオットマンを有し、ゲストや秘書などを迎えることもできる。食事は、ジョエル・ロブションなどフランスの著名シェフが2ヶ月ごとにメニューを刷新。テーブルウェアはデザイナーのジャン-マリー・マソが担当し、アメニティはジバンシーの製品を使用した。AF日本支社コマーシャルディレクターを務めるジャン-ウッド・ドゥ・ラ・ブルテッシュ氏は、「華々しさよりもエレガントさを重視した」と説明した。

 デイリー運航している羽田/パリ線の深夜便では、5月から週2便でラ・プルミエールの使用を開始し、7月には全便へと拡大する予定。AFでは、今後は計19機のB777-300ER型機に導入を進める予定で、今後は来年中に成田線への投入をめざすという。関空線や羽田線の日中便については未定とした。

※詳細は後日、フォトニュースで紹介