キャセイ、新春セールで香港2.2万円、KA羽田線も積極アピール

  • 2015年1月22日

 キャセイパシフィック航空(CX)は1月22日、7日間限定の「2015新春大セール」を開始した。成田、羽田、関空、中部、福岡、新千歳、那覇の各路線について燃油サーチャージなどを除けば、日本/香港間がエコノミーで往復2万2000円、プレミアムエコノミーで5万円、ビジネスクラスで11万5000円からとなる。

 香港以外もセールの対象で、台北は成田、関空、中部、福岡の4空港について、エコノミー2万2000円、ビジネスクラス6万8000円。東南アジアも設定しており、バリ、バンコク、プーケット、チェンマイ、クアラルンプール、ペナン、コタキナバル、セブの8都市をエコノミー3万円、ビジネスクラス12万5000円から提供。北米もエコノミーのみ4万8000円とした。

 このほか、香港ドラゴン航空(KA)が夏ダイヤに就航する羽田深夜便についても、認知向上と需要喚起をねらってエコノミー往復1万8000円に設定。さらに香港以遠のパリ、ロンドン、シドニー、メルボルンを4万3000円で販売する。

 CX日本支社営業本部長のニック・ヘイズ氏は1月21日に開催したプレス懇親会で、2007年以来の東京就航となるKAについては、CXほど認知はされていないと認めつつ、「エアライン・オブ・ザ・イヤー2014」に選ばれたCXと同水準のサービスレベルを提供する質の高いFSCであり、顧客の満足を得られると期待した。

 販売に際しては、KAの羽田線が深夜便であることからCXとは異なる顧客層の利用を見込んでいるほか、早朝に香港に到着した後の乗継需要も獲得をめざす。加えて、市場での認知向上には、旅行会社による商品造成などを通して取り組んでいく。

 なお、CXグループではブランド刷新に着手しているところ。日本でも2015年第1四半期中には、「充実した旅は充実した人生の一部」(ヘイズ氏)であることを表現した「Life Well Travelled」をタグラインとして広告展開を始める予定だ。