カリフォルニア、15年までに日本人訪問者60万人めざす

  • 2014年9月14日

カリフォルニア観光局日本代表のマージョリー・デューイ氏  カリフォルニア観光局は9月9日、第3回のセミナー「クラブカリフォルニア」を開催した。同局日本代表のマージョリー・デューイ氏は本誌取材に応え「2015年までに日本人訪問者数60万人をめざす」と意欲を示した。

 同氏によると、2013年の日本人訪問者数は前年比4.3%増の58万2000人。訪問者数60万人に向けては、現在実施しているシニア層のリピーターをターゲットにしたプロモーション活動「カリフォルニア・スマイルズ」や、若年層のファーストタイマーの取り込みをはかる「マイ・ファースト」を今後も継続していく考えだ。

 シニア層向けには、保護開始から150周年を迎えた世界遺産のヨセミテ国立公園や、カールスバッド・フラワー・フィールドの花などをアピール。一方、若年層に対しては「カリフォルニアにしかないファッションブランドが沢山ある」と述べ、ローカルのファッション店が多くあるロサンゼルスのアボットキニー通りなどを訴求していく。

 また、同氏は今年10月に就航するユナイテッド航空(UA)の羽田/サンフランシスコ線と、2015年3月に開設する日本航空(JL)の関空/ロサンゼルス線についても言及。現在、日本/カリフォルニア間では座席供給量が不足しており、「すでに2路線に対しての需要はある」とコメントし、羽田線については「日本の各地方からの需要も取り込めると思う」と期待を示した。

 なお、クラブカリフォルニアでは同局に加え、協力サプライヤーのユニバーサル・スタジオ・ハリウッドやサンフランシスコ観光協会などがプレゼンテーションを実施。このほか、カリフォルニアを特集した阪急コミュニケーションズ「PEN」編集部の浅賀佐和子氏がカリフォルニアの魅力を紹介した。