タイムズ24、関空・伊丹でカーシェアリングサービス-空港で乗り捨て可能に

  • 2014年8月5日

 駐車場運営やカーシェアリングサービスなどを提供する「タイムズ24」は8月8日から、関空と伊丹に拠点を開設し、カーシェアリングサービス「タイムズカープラス」の提供を開始する。また、2空港間での乗り捨てサービスも開始する。タイムズ24によると、空港間の乗り捨てサービスは国内で初めて。

 タイムズ24は交通拠点への出店を強化しており、伊丹には大阪府池田市、ダイハツ工業との3者協働で出店しているほか、空港近くとしては福岡空港前に出店。今回の伊丹への出店は、タイムズ24単独としては初めてのものとなる。

 同社によると、タイムズカープラス会員に実施したアンケートで、25%が空港への出店を希望すると回答しており、タイムズカープラス車両に搭載したカーナビの目的地設定でも、空港が最も多い。また、法人会員対象のアンケートでは、希望サービスとして「乗り捨て」が第1位となったという。

 関空では第1ターミナルビルとエアロプラザビルをつなぐ連絡橋下の駐車場に「関西国際空港ステーション」を設置し、車両を置く。伊丹には駐車場に「大阪国際空港ステーション」を配した。提供する車はステーションごとに3台。

 また、乗り捨てサービスも関空/伊丹間で開始。関空発伊丹着の場合、返却は「タイムズカーレンタル大阪空港北店」で、希望者は伊丹まで送迎する。

 乗り捨て料金は税別3000円。伊丹から関空への乗り捨ては別途連絡橋通行料として920円が必要となる。乗り捨ての申し込みは、通常通りウェブで予約した後、フリーダイヤルで連絡する必要がある。なお、返却後飛行機に搭乗する場合、フライト時刻の90分までの返却が条件だ。

 タイムズカープラスの会員数は、2014年6月末現在36万2440人。33都道府県の5538ステーションで9173台を提供している。