地域で「エコ・小」推進 国際観光施設協会・総会

 国際観光施設協会(205会員、中山庚一郎会長=石井建築事務所)はこのほど、東京・銀座のコートヤード・バイ・マリオット東京ステーションで2014年度総会を開いた。70人が出席した。

 中山会長はあいさつで、同協会が進める技術による省エネの普及活動「エコ・小」について「主に旅館での研究と普及に取り組んでいますが、今年度は地域を対象にしたエコ・小にも取り組みたい」などと意欲を示した。

 来賓の石原大・観光庁観光産業課長は「訪日外客拡大にはおもてなしに加え、快適な時間と空間を提供するハードが大事。地域の魅力を高める活動で政府の施策を支えてほしい」と活動に期待を示した。

 同協会は建築、設備、インテリアなどの整備・改善などを通じて、国際競争力のある観光施設づくりを目的に活動している。会員は設計事務所、施工会社、建材・設備・調度備品のメーカーなど。最近はエコ・小による施設のコスト削減や、木材の活用による魅力ある施設づくりと省エネを両立させる提案に力を入れている。


情報提供:トラベルニュース社