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現地レポート:バンクーバー、気ままな街歩きで自分だけの旅を満喫

  • 2014年7月10日

気軽に街歩き、自転車で公園散策
多様な食の楽しみも 

ノスタルジックなガスタウン
トレンドの中心イエールタウンからグランビル・アイランドへ

ガシー・ジャック像。バンクーバーは日本からの修学旅行も多い  ウォーターフロントから東に歩くとガスタウンに入る。19世紀後半にバンクーバーの街が形成されたのがこのあたり。ガシー・ジャックが酒場を開いたのが始まりだという。石畳の通りにジョージアン様式の建築が並ぶこのエリアは、近代的なウォーターフロントとは趣がガラリと変わる。ノスタルジックな風情のなかで、歩くスピードもゆっくりとなり、個性的なショップやカフェも多いので、立ち止まる回数も増えてくる。

ガスタウンにはエッジの効いたカフェやバーも多い  今度は、チャイナタウンを通り南へ、バンクーバーきってのトレンドエリアと呼ばれているイエールタウンまで歩いてみた。かつては倉庫街だった場所を再開発し、レンガづくりの古い建物をうまく利用してオシャレな空間を創りだした。最先端のショップやレストランが集まり、流行に敏感な人たちで賑わっている。滞在中一晩はここでディナーを楽しみたいと思わせるエリアだ。

スノッブな空気が漂うイエールタウン  イエールタウンのさらに南、橋を渡ったグランビル・アイランドも散歩圏内だ。バンクーバー・シティ・センターから歩いて30分ほど。グランビル橋の上から広がる美しい景色も歩いて渡らなければ眺めることはできない。この島を訪れたら誰もが立ち寄るのがパブリック・マーケット。新鮮な食材が並ぶほか、多彩な専門店もそろう。周辺には、ギャラリーやハンドクラフトのショップも多く、バンクーバーらしいお土産を探すのにも最適な場所だろう。


豊かな食文化を食べ歩く
試食ツアーに参加

「バンクーバー・フーディー・ツアーズ」でおトクにテイスティング  バンクーバーは、世界中からの移民で成り立つ多民族都市だ。それだけ食文化も豊かで、ユニークなB級グルメから一度は行ってみたいプレミアムなレストランまで、選択肢は多彩にそろう。そんなバラエティーに富んだグルメを試食しながら回るという「バンクーバー・フーディー・ツアーズ」に参加してみた。シティーツアーをしながら、食の最新トレンドを体験できるとあって、内外の観光客に人気のツアーだ。

お土産探しにもピッタリな「アーバンフェア」  ツアーガイドの案内で訪れた場所は5ヶ所。アルバーニ・ストリートにある地元の高級食材を扱う「アーバンフェア」では、厳選チーズとともにオカナガン・ワインをテイスティング。アルバーニ・ストリートにはかつてギフトショップが立ち並び、大型バスで訪問する観光客が多かったそうだ。今では、洗練されたレストランが集まり、味でしのぎを削っている。

話題のヘルシーサンドイッチ「ハバブ・サンドイッチ・ブリス」  ホーンバイ・ストリートにある今バンクーバーで話題のサンドイッチ専門店「ハバブ・サンドイッチ・ブリス」にも立ち寄った。ランチどきになると、近辺で働くビジネスマンやOLでいつも賑わうという。デザートは、コンベンションセンターの近くにある「ベラ・ジェラテリア」。地元産の食材を使ったジェラートが大人気で、時間帯によっては行列必至。常時約20種類のフレーバーがあり、季節に応じて種類も変わるという。

 いずれも、このツアー用に席がブッキングされており、時間に合わせて料理も用意されているので、待ち時間も少ない。料金は1人69カナダドル。ツアー時間は14時から17時までの3時間。参加者との会話も楽しい。FITにはおすすめのツアーだ。