アシアナ航空、成田にA380初飛来、認知向上で以遠需要喚起へ

  • 2014年6月15日

 アシアナ航空(OZ)は6月13日、成田/仁川線でエアバスA380-800型機の運航を開始した。使用したのはOZにとっての初号機で、成田発初便の搭乗率は95.5%。2号機を関空に投入し、成田と関空ともに8月まで運航して日本市場に“お披露目”する。

 OZ取締役常務・日本地域本部長の柳光烈氏は、本誌の取材に対して「より快適な空間をご提供できる」と自信を示し、日本市場での認知を向上することで、8月以降に就航する以遠路線へ需要を取り込んでいく考えを説明した。

 OZはA380-800型機を6機発注しており、8月15日からは受納済みの2機をロサンゼルス線に導入。今後は2015年に加わる2機をニューヨーク線に就航し、2017年にはさらに2機を追加してフランクフルト線を運航する計画だ。

 日本市場での認知向上については、今回の就航に合わせて東京と大阪でそれぞれ旅行会社の役員らを中心にソウルに招待。実際の体験を提供することで販売につなげてもらうねらいだ。

 なお、OZのA380-800型機のコンフィギュレーションはファーストクラス12席、ビジネスクラス66席、エコノミークラス417席の計495席。