KNT-CT、13年の海外旅行取扱額は8.1%減、12月はプラスに

  • 2014年2月11日

 KNT-CTホールディングスの2013年通年の旅行取扱状況で、海外旅行取扱額は前年比8.1%減の1708億8941万円となった。団体旅行が2.9%減の396億9860万円、企画旅行が9.6%減の917億5385万円、個人旅行が9.3%減の394億3696万円であった。

 分野別でみると、団体旅行は一般団体が8.5%減の270億2206万円となったものの、学生団体が11.8%増の126億7654万円。企画旅行はクラブツーリズムが1.8%増の530億3946万円、その他が23.9%増の4億9863万円と前年を上回ったが、ホリデイが22.0%減の382億1577万円と2桁減となった。

 このほか、国内旅行は2.2%増の3313億5591万円、外国人旅行が13.5%増の95億9556万円、総計は0.8%減の5224億6656万円。国内旅行は、団体旅行が1.3%減の848億7428万円、企画旅行が5.1%増の1951億5748万円、個人旅行が2.4%減の513億2415万円となっている。


▽12月単月の海外は0.7%増、2ヶ月連続増、団体とクラツー好調

 12月のみでは、海外旅行は団体旅行が12.8%増の39億7828万円、企画旅行が1.7%減の56億5672万円、個人旅行が8.3%減の30億1876万円。団体旅行では、一般団体が3.5%減の18億3044万円と前年を割り込んだ一方、学生団体が31.9%増の21億4785万円と好調に推移した。

 また、企画旅行では、ホリデイが21.1%減の24億8236万円となったが、クラブツーリズムが21.8%増の31億5888万円、その他が35.2%増の1547万円となった。近畿日本ツーリスト個人旅行のホリデイについては取扱人数、取扱額ともに前年割れしたが、これは東アジアを中心に不調が続いていることに加え、低価格帯の商品を削減していることなどが要因という。

 海外旅行以外では、国内旅行が6.7%増の260億7108万円、外国人旅行が29.3%増の12億9187万円、総計が5.7%増の414億7211万円となった。国内旅行は団体が1.1%減の73億9453万円、企画旅行が10.7%増の140億8089万円、個人旅行が8.2%増の45億9565万円であった。