KNT-CT、第1四半期は売上919.5億円、営業損失改善

  • 2013年5月9日

 KNT-CTホールディングスの2013年12月期第1四半期(2013年1月1日~3月31日)の連結業績で、売上高(総額)は47.7%増の919億4900万円、営業損失は23億6100万円(前年、以下同:24億4400万円)、経常損失は26億3500万円(23億2900万円)、四半期純利益は21億300万円(25億2700万円)となった。

 売上高の大幅増はクラブツーリズムとの経営統合が主な要因。営業損失はKNTグループ、クラツーそれぞれで発生しているが、KNT側も改善しているという。経常損失が約3億円増加しているが、これは主に為替差損によるものだ。

 部門別では個人旅行事業の売上高が569億6800万円、団体旅行事業が181億400万円、その他が197億1400万円。その他は海外航空券の卸販売や北海道、東北、中国四国、九州地区での各種旅行商品の販売、海外でのサービス提供と旅行商品の販売、人材派遣、物品販売、損害保険、旅行関連サービスなどの事業を含んでいる。

 業績予想は、第2四半期累計、通期ともに変更なし。通期では売上高4650億円、営業利益44億円、経常利益39億円、当期純利益15億円をめざす。

 なお、KNT-CTでは今年1月1日付けで近畿日本鉄道の子会社になったことに合わせ、連結上の会計処理統一のため、募集型企画旅行と受注型企画旅行などの販売額について、売上高から売上原価を控除する「純額表示」から売上高と売上原価ともに計上する「総額表示」に変更している。