成田、12年の国際線旅客12%増、発着回数が初の20万超え

  • 2013年2月3日

 成田国際空港(NAA)の2012年通年(2012年1月~12月)の利用実績(速報値)によると、国際線旅客数は前年比12%増の2955万7331人となり、歴代第7位となった。震災や原発事故の影響から順調に回復しており、尖閣・竹島問題の影響で減少もあったが前年を上回る結果となったという。

 日本人旅客は9%増の1645万5065人、外国人旅客は24%増の739万6734人、通過客は8%増の570万5532人だった。国内線は日系LCC2社の新規就航で88%増の323万6265人と大幅に増加し、過去最高で初の300万人超えとなった。また、方面別旅客数では、全方面で前年を上回ったが、中国、韓国は尖閣、竹島問題の影響で1桁増にとどまった。

 発着回数は、国際線旅客便が7%増の14万8007回で第5位、国内線は日系LCC2社の新規就航により、65%増の3万3956回と過去最高値となった。こうした増加が奏功し、貨物便やその他を含む、航空機発着回数の総数は14%増の20万8704回となり、初めて20万を超える過去最高を記録した。


▽国際線方面別旅客数 通年(方面/前年比/人数)
太平洋/10%増/397万100人
アジア/16%増/300万3800人
中国/6%増/170万2600人
欧州/13%増/198万7100人
韓国/7%増/133万3400人
台湾/23%増/84万7600人
香港/22%増/77万1500人
オセアニア/18%増/50万500人
グアム/16%増/71万3500人
アフリカ/346%増/2万500人

※出国者数
※通過客を含む
※アフリカはエジプト航空(MS)が2011年2月8日から2012年4月15日まで運休していた

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