春秋航空、佐賀/上海線の増便を申請、週3便運航へ

  • 2012年4月23日

 春秋航空(9C)は現在、週2便で運航する佐賀/上海間のプログラムチャーターについて、週3便への増便を国土交通省に申請した。新たに運航を希望するのは月曜日の便で、増便が認可されれば月曜日、水曜日、土曜日の運航になる。運航ダイヤの変更はない。

 9Cによると、1月18日に就航した同路線はこれまで、搭乗率約95%で推移。しかし「当初はご祝儀もあるが、少しずつ甘いところが出てきている」と話す。「週3便にすることで、週2便よりもレジャー、ビジネスの双方のバラエティが広がり、使い勝手が良くなる」といい、実際に旅行会社からも週3便への希望があったという。

 また、「LCCは多数を飛ばし、多数の人が行き交って成り立つ。最低週3便が必要」と、9Cとしての必要性も説明。「増便は以前から考えていたこと。週2便の方が安全かもしれないが、需要活性化のためにも増やしたい」と意欲を示す。

 9Cは3月25日に茨城/上海線を週6便に増便。ビジネスや家族・親戚訪問を含むレジャーともに「数回利用するうち、地域からの路線が使いやすいことが分かった」との声があるという。高松/上海線も3月末に週3便に増便した。佐賀/上海路線についても、地域密着により地方路線の活性化につなげたい考えだ。