主要58社、11年の海外旅行取扱額は0.6%減に-12月は好調持続

  • 2012年2月12日

 観光庁が取りまとめた主要旅行会社58社の旅行取扱概況で、2011年1月から12月の海外旅行総取扱額は0.6%減の2兆1750億2872万円となった。震災の影響を受けつつも、1割程度の減少に留まり8月以降はプラス成長が続いている。海外募集型企画旅行の取扱額も同様で、通年の累計は0.3%増の6843億6529万円と伸びた。一方、募集型企画旅行の取扱人数は5%減の414万321人で、日本政府観光局(JNTO)による出国者数の推計、11.9%増を大きく下回っている。

 企業別に海外旅行取扱額の大きさを比較すると、1位はジェイティービー(JTB)グループ14社の4300億9030万円で、エイチ・アイ・エス(HIS)が3217億2886万円、阪急交通社が2253億4299万円で続いた。増減率では、41%増のi.JTB、27.5%増の楽天トラベル、9.7%増のJTB東海などが上位に入った。取扱額が前年を上回ったのは、58社のうち27社となった。

 なお、国内旅行は6.4%減の3兆6404億6338万円、外国人旅行は28.2%減の464億4717万円で、合計は4.6%減の5兆8619億3926万円であった。


▽12月単月はすべてプラス成長

 12月単月では、海外、国内、外国人いずれもプラス成長を達成。34.3%増と高い伸びを示した外国人旅行は10ヶ月ぶりに前年を上回った。観光庁では、一部旅行会社による「依然として福島原子力発電所事故の影響はあるものの、FIFAクラブワールドカップジャパン2011や東京モーターショーなどの開催に伴い訪日旅行需要が喚起された」との報告を紹介している。

 なお、海外と国内は5ヶ月連続のプラス成長。観光庁によると、海外旅行は円高傾向に支えられて韓国や台湾など近距離アジアが堅調に推移し、国内についても「全国ベースでは回復基調にある」という。

▽主要旅行会社 取扱概況一覧表
2011年12月
2011年通年