HTBクルーズが予約受付開始、第1便は2月29日-片道7800円から

  • 2012年1月26日

HTBクルーズが2月29日に営業運航を開始する「オーシャンローズ」号 HTBクルーズ(ハウステンボスクルーズ)は2月29日、長崎/上海航路の営業運航を開始する。これにあわせて1月6日に日本市場向けウェブサイトを立ち上げており、すでに予約が入り始めているという。

 また、現時点で同クルーズを組み込んだパッケージツアーを造成しているのはエイチ・アイ・エス(HIS)のみだが、他の旅行会社からの問い合わせも入っているといい商品造成につながる可能性もありそうだ。HTBクルーズでは、船内見学会や旅行業界向け優待料金の設定など業界向け施策も検討しており、HTBクルーズの認知向上と販売促進につなげる考えだ。

 当初、1月に営業運航を開始する予定だったが、船内改装の完了時期を考慮し、就航開始を2月に変更。2月29日から3月14日までは週1便、3月16日以降は週2便で運航する。運賃は、公示片道運賃が9800円(818元)、早期購入割引片道運賃が7800円(666元)。いずれも5、6階に位置する約500席のコンフォート座席の利用となる。

 コンフォート座席以外では、座席はコンフォートと同じ仕様だあるものの7、8階の船の先頭部分に位置し、座席間に仕切りがありプライベート感の高いプレミアム座席(28席)や、客室インサイド(38室)、客室インサイドシングル(7室)、客室オーシャンサイドファミリー(44室)、客室オーシャンサイドツイン(29室)、客室プレミアムツイン(16室)、客室プレミアム和室(2室)、客室スイート(2室)などがある。コンフォート座席以外は全て追加料金がかかる。

 今回立ち上げたウェブサイトは日本市場向けだが、同クルーズは上海を始めとする中国からのインバウンド需要を多く見込んでおり、旧正月以降、上海の総代理店を通じ本格的に営業を開始する予定だ。また、いずれの座席、客室も燃油サーチャージが1800円(150元)、国際港湾利用料金が3600円(300元)かかる。