溝畑長官、ソウルへ出張、韓国の観光担当大臣を表敬訪問、メディア対応も

  • 2011年4月21日
 観光庁長官の溝畑宏氏は4月22日から23日まで、訪日旅行の回復へのアピールを目的に韓国ソウルに出張する。期間中は韓国の観光担当大臣である韓国文化体育観光部長官の鄭柄国(チョン・ビョングク)氏を表敬訪問するほか、韓国のメディアに対し、大震災と原発事故に関する正確な情報の発信と、訪日旅行促進をアピールする。

 すでに溝畑氏は4月10日から11日の日程で中国・北京へ出張し、中国国家旅游局局長の 邵(キ)偉氏を表敬訪問している。溝畑氏は帰国後の専門誌会見で、邵氏から「日本の観光を復活させることは、中国やアジアの観光発展にとって重要」とのコメントを得たことを発表。また、現地メディアに対し、震災や原発事故に関する正確な情報提供と計画停電の説明をしたところ、「納得してもらえた」と手ごたえを感じたという。韓国には5月に日中韓の観光大臣会合を控えていることから、中国と同じ時期での訪問を希望しており、今回の出張が決定した。今後も、他の国への訪問を検討していく考えだ。


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