西鉄旅行、上海に駐在事務所を開設−中国インバウンド事業の拠点に

  • 2011年2月3日
 西鉄旅行は1月27日、上海に駐在事務所を開設し業務を開始した。中国の中で上海を選んだ理由として、近年、クルーズを利用した上海からの訪問者が増えていることや、中国主要都市の中で上海がもっとも福岡に近いことから集客の拠点になると考えた。さらに、日本を含めた外資系企業が進出しており、中国のビジネスについて情報収集に適した都市であると判断。今後、中国からの訪日旅行セールスの拠点と位置付け、インバウンドの取り込みを強化する。また、西日本鉄道グループとしての中国ビジネスの情報収集や、事業のプロモーション活動、窓口機能の役割も担っていく。

 インバウンド業務では、現地旅行会社と相互送客について提携するほか、欧米の船会社の訪日クルーズに関する情報収集を進める。また、現地で九州地区の観光プロモーションも展開するという。西日本鉄道からの受託業務では、営業活動や現地媒体などを通じてビジネスニーズを探っていくとともに、展示会への参加や、グループ事業のプロモーション活動をおこなう。