フォトニュース:欧州高速鉄道の旅、サービス充実でビジネス客取り込みへ

  • 2010年9月3日
 レイルヨーロッパは現在、ビジネス需要の獲得を強化している。高速鉄道の路線網の整備や高速化が進んだほか、車内外のサービスも拡充しており、航空会社に対する競争力が向上。ユーロスターによると、ロンドン/パリ、ロンドン/ブリュッセル間の旅客輸送に占めるシェアは、2009年時点ですでに約8割に達している。路線網については今後10年間で現在の2倍の規模になる見込みといい、旅行会社にとっては、販売する量が増えることになる。

 このほどレイルヨーロッパが、アマデウス、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)とともに実施したプレスツアーでは、ビジネス需要に適したTGV、ユーロスター、タリス、ICEの各路線で乗車を体験した。具体的にはニース/パリ、パリ/ロンドン、ロンドン/ブリュッセル、ブリュッセル/ケルン、ケルン/フランクフルトの区間を利用したが、出発駅が市内中心地に近いというメリットだけでなく、主要駅には必ずあるというラウンジ、車内での食事など、提供するサービスも充実している。

 アマデウスとの提携深化により、アマデウスの端末からレイルヨーロッパの高速鉄道などのコンテンツを予約可能にする計画も進んでいる。日本の旅行会社にとっても販売機会の増加が見込まれるヨーロッパの高速鉄道について、車内やラウンジの様子を写真で紹介する。


>>各種写真は下記へ
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