フォトニュース:全日空、新プロダクト・サービスで価値ある過ごし方を提案

  • 2010年4月21日
 全日空(NH)は4月19日、長距離路線の新プロダクト・サービスブランド「Inspiration of Japan」を成田/ニューヨーク線で開始、今後、順次展開していく。今回の新ブランドは経営戦略のひとつと位置づけ、什器やサービスなど総合的に開発。「イノベーティブ」「際立つ個性」「モダンジャパン」をキーワードに、新しい発見やワクワク感のある体験ができるような新シートやエンターテイメントプログラム、新発想の機内食などを提供し、利用客がそれぞれに楽しみを仕立てられる空間を創出する。

 特にビジネスクラスでは「マイスタイル、マイスペース」をコンセプトに新しい機内サービスを提供。4月16日に開催した新ブランド披露会で、NH商品戦略室の井手由利子氏は「従来はお客様は乗務員のサービスを受けるだけだったが、このサービスでは機内の過ごし方を自由自在にコーディネートしていただく。乗務員はそのサポート役になる」と説明する。

 また、シートは全クラスの座席で快適性を向上させたほか、独自コンテンツを搭載した機内エンターテイメント、著名人や有名店とのコラボレーションメニューや商品、オリジナルの香りが楽しめるアロマシートなども用意する。新メニューや新プログラムを多く取り込んだが、運営コストは従来とほとんど変わらないという。

 新シート、機内装備はボーイングB777-300ERの新造機への搭載となり、座席数はファーストクラスが8席、ビジネスクラスが68席、エコノミークラスが139席の計215席。従来機よりも32席の減少となる。8月以降はプレミアムエコノミー27席を設置し、計212席とする予定だ。従来機はシート仕様に変更はないが、機内サービスを新ブランドに順次、統一していく。

>>各種写真は下記へ
http://www.travelvision.jp/photo_news/detail.php?id=25


▽関連記事
全日空、新ブランドで競争力強化へ−旅客目線でサービスを刷新(2009/11/11)
全日空、新B777型機は全クラスで居住性を向上−座席数は35席減(2009/11/11)