取材ノート:国が本腰入れるMICE、認知浸透と人材育成が急務

  • 2010年2月10日
 第1回の「MICE推進協議会」が2009年12月17日に開催され、MICE関連団体などの長からなるメンバーと関係省庁が集まった。「MICEの参加者は主導的な人が多く、よい印象を持つと口コミで広がる効果もある。日本の認知度向上にとって大変重要」と国際観光振興機構(JNTO)理事長の間宮忠敏氏が、観光面での直接的なメリットを提示したほか、日本経済団体連合会観光委員の太田誠氏は「観光は日本のよさを理解してもらえる文化的な安全保障につながる。将来、資源と人材が必要となる日本にとって、MICEで人を集める方向性は産業界にとって重要」と、産業界の立場からMICEを語った。それぞれの立場から発せられた意見から、MICE推進の課題やめざす方向性がうかがえた。

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