新千歳空港で外航乗り入れ時間帯が拡大へ−新規就航・増便に期待

  • 2010年1月12日
 国土交通省と防衛省は1月8日、新千歳空港で外国航空会社の乗り入れが幅広く認められる時間帯を拡大することで合意した。運用開始は2010年3月28日の夏スケジュールから。新千歳空港は、隣接する航空自衛隊千歳飛行場での部隊運用・訓練との調整が必要なため、外国航空会社の乗り入れ時間帯が制限されている。今回の合意では、週あたり5時間半分拡大した。国土交通省航空局によると、航空会社側から事業計画が提出されるまで新規就航、増便が実現するかは不明だが、意欲は「かなりある」という。

 事業計画は2月10日に提出される予定で、路線網の拡大が実現した場合、旅程の自由度が拡大する。国土交通大臣の前原誠司氏は1月8日の記者会見で、「成長戦略の要として観光を非常に重要視している。(時間帯の拡大により)北海道への外国からの観光客が大幅に増加するのではないか」と期待を示した。