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抗疲労・癒しビジネスの市場は12兆円−ヘルスツーリズム研究所が実証研究へ

  • 2009年8月4日
 JTBグループのヘルスツーリズム研究所は、交通移動における疲労・ストレスの具体的な解消方法や商品・サービスについての研究をはじめる。これは、大阪市都市型産業振興センターが運営する「抗疲労・癒しビジネス」プロジェクトでの取り組みのなかから生まれたもの。同センターでは、抗疲労・癒しビジネスの市場規模は2020年に12兆円になると予測している。

 ヘルスツーリズム研究所ではまず、1000円サービス化によって渋滞・混雑の拡大が予想される高速道路での検証を開始する。中日本高速道路の3つのサービスエリアで、地産地消の抗酸化・抗疲労素材で作ったおにぎりと、ホットアイマスクをセットにした快適提案型商品を試験販売し、アンケート調査を実施。サービスエリアでの休憩状況などやテスト商品の使用感、状況を調べ、最終的には「運転などで疲れた時の休憩の新しい提案」のあり方を検討する。実施期間は8月8日から16日まで。今後は、生理学的心理学的な側面や、長距離バスや鉄道などの対象交通機関を広げ、快適な交通移動による快適なライフスタイルの創造を検討していく。