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アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (4/23の状況)

  • 2020年4月24日

全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。

■ アイスランドの状況

アイスランド国内の感染者は前日よりさらに43名減り、現地時間昨日2020年4月23日時点で270名、国立大学病院に入院している人は15名で、残りの255名が自宅隔離で療養中です。

また、感染の疑いのある検疫中の人は昨日からさらに149名減り、現在749名で自宅等で経過観察中です。

これまで回復した人は累計1,509名で、全人口の13%が検査済みです。

死亡者数は計10名のままです。

4月24日(金)より全ての入国者に対し、ケフラビク空港(KEF)の入国管理所にて検疫フォームの記入提出と、入国後14日間の申告した場所での検疫&経過観察が義務化されました。

5月16日以降の対応については、状況を見た上で検討・判断する予定です。

収束は加速しているものの経済への打撃は大きく、4月の失業率は17%になると見られ、また4月末にさらに多くの企業で解雇者が出る見込みです。特にアイスランド航空の運航率は通常の5%という状況のため、さらなるリストラを断行することで現在の危機的状況を乗り切り、競争力のある航空会社として生まれ変わる道が模索されています。

上記の通り検疫措置が取られ始めましたが、3月20日に出された「必要不可欠な渡航目的以外での外国人(EU/EEA/EFTA以外)の入国制限」は、5月15日まで延長されております。

■ フェロー諸島の状況

現在の感染者は9名で自宅隔離で療養中、入院者は0名です。24名が検査後、自宅隔離の経過観察中で、死亡者数は累計で0名のままです。

検査を受けた累計数は6,375名で、全人口の12.5%が検査済みです。

アトランティック航空は、4月23日のヴォーアル空港~コペンハーゲン空港間を含めた計8便の運航をキャンセルしております。

なお、現在も入国後14日間検疫下の経過観察が継続されております。

■ グリーンランド

昨日同様 現在の感染者は0名で、これまでの死亡者も0名です。

19日連続新たな感染者が出ておりません。

グリーンランド自治政府は、4月25日(土)からの措置として下記声明を発表しております。

* 移動: 飛行機、船を含めた国内の移動が可能。バスは座席数までの乗車が可能。

* 集会: 場所のCAPA=収容人数の半分以下の集会であれば可能。

* 運動: 従来通り、スポーツセンターや屋外でのスポーツは可能。

* 飲食: 店の収容人数の半分までなら、レストラン、カフェ、バーの営業が可能。

なお、旅行者のグリーンランドへの入国は6月01日まで不可となります。

デンマークは5月10日まで国境封鎖と外国人の入国制限を継続の予定ですが、羽田からコペンハーゲンまで運航するスカンジナビア航空便の運航の詳細や乗り継ぎの可否については、スカンジナビア航空、または駐日デンマーク大使館にて最新情報をご確認ください。

以上、ご注意ください。

情報提供:株式会社ヴァイキング日本海外ツアーオペレーター協会