英国随一を誇る田園風景を巡るルートとは?
ラグビーワールドカップ日本開催でも注目度上昇[PR]

  • 2018年4月9日

英国で日本の車両に乗る!?

ヘイ・オン・ワイには40軒ほどの書店がひしめき合う。毎年5月にはヘイ文学フェスティバルが開催される©Visit Britain

 コッツウォルズからカーディフまでの途中にも魅力的な観光スポットが点在する。イングランドとウェールズの境に位置するヘイ・オン・ワイは、古書の街として知られている。1960年代にリチャード・ブースという若者が一軒の古書店をオープンさせたことからその歴史が始まった。

 古城がまるごと古本屋になっていたり、青空本棚があったりと旅行者の好奇心をかき立てるのは間違いない。古本屋の古城は現在改修工事が始まり、将来的にはイベント、カフェスペースも充実するようだ。ヘイ・オン・ワイは、カントリーサイドの自然あふれるエリアでもある。

大自然を活かしロッククライミング、洞窟探検、カヤック、カヌーのほか近郊にはゴルフ場もある©Visit Britain Joe Cornish

 ウェールズは英国内でわずか9%の面積ながら、3つの国立公園を有している。そのひとつがブレコン・ビーコンズ国立公園。雄大な緑の山々に戯れる羊たち。広大なワインディングロードを曲がると眼前に渓流が現れ、太古の世界に紛れ込んだような神秘的な世界が広がる。こうした大自然の絶景はもちろん、ハイキングやサイクリング、乗馬なども楽しめるためアクティブ派にもおすすめできる。

プリンシパリティ・スタジアムの収容人数は74,500人で「ラグビーを国技とするウェールズの聖地」と言われている©Visit Wales

 そして、最後の注目ポイントがウェールズの首都カーディフ。サッカーやラグビーに使用されているプリンシパリティ・スタジアムは必見。ラグビーを国技とするウェールズの聖地ともいわれている。ロンドンオリンピックで日本対韓国戦が行われたのもここである。カーディフからロンドンまでは鉄道で約2時間半。同路線を走る鉄道会社・グレートウェスタンレールウェイ(GWR)は、日本企業の日立が製造する車両の導入を進めており、英国で日本の車両に乗るという体験も話のタネになりそうだ。

 ラグビーゆかりの地からシェイクスピア、美しい丘陵地帯のコッツウォルズ、優雅なマナーハウス滞在、古書の街まで。英国の旅はまだまだたくさんの引き出しがある。