旧志賀観光ホテルが破産開始決定、スキー客減で

  • 2018年1月30日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、長野県の山ノ内町で「志賀観光ホテル」を経営していた新橋管財はこのほど、東京地方裁判所から破産開始決定を受けた。負債額は調査中。

 同社は1956年に創業し、63年に志賀観光ホテルの商号で会社設立。40室のホテルを運営し、主に団体のスキー客を中心に集客していたが、近年のスキー人口の減少により業績は低迷していた。また、過去の設備投資の負担も重く、採算性は低調だったという。

 先の見通しが立たないことから、2017年10月には登記上の本社を東京に移転するとともに現商号に変更。今回の措置となった。